試合速報はこちら

浦和学院、聖望学園に逆転勝ち 高松が満塁弾 高校野球埼玉大会

【写真】6回1死満塁、左越え満塁本塁打を放ちガッツポーズで喜ぶ高松

 第3、4日は2回戦計41試合が行われ、越谷西が8-7の延長十回サヨナラで所沢北を退けた。Aシード浦和学院は聖望学園に11-4の八回コールド勝ち。滑川総合は7-6のサヨナラで桶川を下した。三郷工技は越谷総合に5-4で勝利。上尾、昌平の両Bシード勢や立教新座、春日部共栄、埼玉栄、浦和実のCシード勢も初戦を突破した。

 第5日は13日、県営大宮など9球場で、雷雨のため11日から順延された朝霞-花咲徳栄、与野-本庄東を含む2回戦の残り23試合が行われる。

浦和学院・高松、逆転の満塁弾

 ともに”私学4強”と言われる2回戦注目の一戦は、終わってみれば11-4の八回コールド勝ち。Aシードが貫禄を示したが、五回までは2-4と劣勢だった。一振りで試合をひっくり返したのは、7番高松だ。

 六回1死満塁で打席を迎え、「森監督に『リラックスして打て』と言われて楽になった」と甘く入った直球を振り抜き左翼席へ逆転満塁本塁打。七、八回にも計5点を加え、終盤に底力を見せつけた。口火を切る形となった高松は「頭が真っ白になって覚えてない」とほほ笑んだ。

好敵手と善戦も終盤に力尽きる 聖望学園

 中盤まで試合をリードし、長年のライバルでもあるAシード浦和学院を苦しめた。「もともと投手陣に不安はあった。2番手の岡部はよく投げたが、先発が二回で降板し、計算が狂った」と岡本監督。浦学打線に終盤、突き放された。

 1点を追う三回、2年生江口の2点本塁打で逆転。四回には敵失で1点を加え、波に乗るかと思われた。公式戦で初本塁打を放った江口は「ど真ん中の真っすぐ。体が反応した」。だが、逆転でコールド負けし、「初戦に懸ける思いは強かったけれど、粘りが足りなかった」とうなだれた。

(埼玉新聞)

浦学・森監督「みんなガチガチでしたね」聖望に逆転勝ち

 春の県王者浦和学院が、聖望学園に逆転勝ちの8回コールドで初戦を突破した。中盤まではリードを許したが、終盤で一気に突き放した。森士監督は「みんなガチガチでしたね。でも、いたしかたないこと。まだまだ本当の力は出せていない。力が発揮できるのは、これから」と振り返った。

 背番号1を背負う宮城誇南(こなん)投手(2年)が先発。初回に先制を許すと、3回には2ランも浴びた。制球力が持ち味だが、高めに抜ける球もあり森監督は「宮城も緊張していた」と明かした。

 2年生エースを、打線が援護した。2-4で迎えた6回1死満塁、7番の高松陸内野手(3年)が直球を仕留めて右中間へ満塁弾を放ち、一気に逆転。7、8回も得点を重ねてコールド勝ちに持ち込んだ。

 高校通算7本塁打目が、チームを勢いづける1発になった。ベンチでは、宮城を「カバーするのは3年生」と声をかけ合っていた。満塁弾は、1年の新人戦以来2本目。森監督から「リラックスして打て」と送り出された高松は「緊張していたけど、その言葉でリラックスして打席に入った結果です」と話した。

 難敵を倒して勢いをつけ、見据えるのは頂点のみ。高松は「次は、最初から攻めていきたい」と意気込んでいた。

(日刊スポーツ)

浦和学院が聖望学園に逆転コールド勝ち 逆転満弾高松「頭が真っ白」

逆転満塁弾を含む3安打4打点と活躍した浦和学院・高松

 13年春のセンバツ王者で今春の埼玉を制した浦和学院が、ロッテ・鳥谷敬内野手の母校で08年春のセンバツ準V・聖望学園との強豪対決を制した。2-4とリードされていた六回に高松陸内野手(3年)の満塁本塁打で逆転。7-4となった八回にも4点を奪い、コールド勝ちを決めた。

 六回1死満塁から左翼スタンドに打球を突き刺すと、高松はガッツポーズをしながら飛び跳ねるようにダイヤモンドを一周した。「打った瞬間はいったと思いましたけど、すぐに頭が真っ白になって…。その後は覚えていないです」。興奮を抑え切れないほどの豪快なアーチでチームを救った。

 序盤は劣勢の展開に森士監督も「みんなガチガチでしたね」と苦笑いしつつ、「思い切りのよさが功を奏してくれましたね」と殊勲打を放った高松をたたえた。投手陣は2年生エースの宮城誇南(こなん)投手ら3人の継投で逃げ切りに成功。「とにかく負けちゃったら終わり。後悔しないように」と、指揮官は16日の次戦を見据えた。

(デイリースポーツ)

浦和学院が聖望学園にコールド勝ち 7番・高松陸が逆転満塁アーチ

 1回戦屈指の好カードは、浦和学院が2-4で迎えた6回裏に7番・高松陸内野手(3年)が満塁本塁打を放って逆転。その後も得点を重ねてコールド勝ちを収めた。

 「自分の長所は、どんな球でもフルスイング出来ること。甘いストレートを一発で仕留めようと狙っていました」と殊勲の高松は笑顔。高校通算7本目の本塁打が、強豪を相手に苦戦していたチームを勝利に導いた。

 森士監督(57)は「このチームに欠けている思い切りの良さを持っている選手。次の打席では逆方向にヒットを打っていたし、ボールが見えていた感じだった」とたたえていた。

(スポーツ報知)

浦学、聖望との強豪対決制す 六回に7番高松陸が逆転満塁本塁打

6回に満塁本塁打を放ち、雄たけびを上げる浦和学院・高松陸

 春夏合わせ23度の甲子園出場を誇る浦和学院と春夏4度出場の聖望学園の名門対決が2回戦で早くも実現。浦和学院が終盤に点を積み重ね逆転で勝利した。

 2点ビハインドの六回。1死満塁のチャンスで7番の高松陸内野手(3年)が左翼席へ飛び込む逆転満塁本塁打を放った。その後も七回に1点、八回に4点をとって八回コールド。

 値千金の一発に高松は「甘い球を狙っていました。打った瞬間いったと思いました。その後は頭が真っ白になって覚えていません」と興奮気味だった。森士監督は「みんなガチガチでしたね。(高松の)思い切りの良さが功を奏してくれた」と目を細めた。

 満塁本塁打はこれが初めてではない。2019年の新人戦、浦和麗明との試合でも放っており、高校通算7本塁打で2本が満塁弾と勝負強さを誇る。「チームの勝ちを優先して全力でやっていきたい」と高松。西武・渡辺勇を擁して出場した18年夏以来3年ぶりの聖地へ、派手な白星を飾った。

(サンスポ)

“フルスイング男”高松が逆転場外満塁弾「頭が真っ白…」大興奮

逆転満塁弾を放った浦和学院の高松

 内角高めの直球を無心で振り抜いた。2-4の6回1死満塁。浦和学院の7番・高松陸(3年)が放った打球は左翼場外へ消えた。逆転の満塁弾に「どんな球でもフルスイングできることが長所。頭が真っ白になったので、場外ホームランになったのも覚えていない」と興奮を抑えられなかった。

 緊張は声で和らげた。打席に入る際には「シャー!」と雄叫びを上げ「自分のモットーがエネルギーなので、打撃でも守備でも声を出すことを意識している」と3安打の固め打ちに胸を張った。

 苦しみながらも、終わってみれば8回コールド勝ち。森士(おさむ)監督は「みんなガチガチでしたね。勝てて時間をもらったので次の試合に準備していきます」と振り返った。

(スポニチ)

逆転満塁弾で一気に主導権 高松陸選手

 浦和学院は、六回裏、高松陸選手(3年)の逆転満塁本塁打が飛び出し、聖望学園から試合の主導権を一気に奪い返した。

 森士監督から「リラックスして打て」と送り出された高松選手は4球目、狙っていた直球をフルスイング。打った瞬間は「いったな」と思ったが、そこからは「あまり覚えていない」という。先発の2年生エース宮城誇南投手は球が少し浮き気味で五回以外は毎回走者を背負った。高松選手は「宮城が苦しんでいた。自分たち3年生でカバーしたかった」と話した。

 森監督は初戦を終えて「選手は緊張していたんじゃないか。所々で焦っている部分はあった」。3年ぶりの甲子園へ「チャレンジャーとして戦っていく」と語った。

(朝日新聞埼玉版)

試合結果

全国選手権埼玉大会・2回戦(7/11・レジスタ大宮)

TEAM123456789HE
聖望学園10210000 481
浦和学院02000414x 1182
(8回コールド)
【浦】宮城、金田、吉田匠-吉田瑞
【聖】臼井、岡部、臼井、松永、佐々木-三井、橋爪、曽木
高松(浦)江口(聖)
高松、宮城、松嶋(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
④61吉田匠301
⑥16金田421
松嶋210
吉田瑞411
⑨3三奈木202
⑧9藤井300
③5高松434
①8宮城312
H高山100
⑤4八谷400
30811
 聖望学園
位置選手名打数安打打点
小林410
菅野310
④98山本300
⑧1佐々木201
江口412
①91臼井320
1松永100
9仲里000
三井310
H5北山100
東山100
1岡部100
9前田100
2橋爪000
2曽木000
⑤4菊池320
3083

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
宮城6 1/3861044
金田2/3010000
吉田匠1010000
8881044
 聖望学園
選手名安打三振四球死球失点自責
臼井1 2/3210433
岡部4 2/3312044
松永1312044
佐々木0001000
7 1/383541111

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院3921820
聖望学園8142710
guest

0 件のコメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
error: Content is protected !!
0
コメントしてみるx