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浦学、桐生一に完封勝ちで4強 宮城が粘投 7年ぶりセンバツ当確 秋季関東大会

【写真】6回裏浦和学院1死一、三塁、右へ適時打を放ちガッツポーズを見せる伊丹

 第3日は準々決勝を行い、秋季県大会覇者の浦和学院が桐生第一(群馬1位)に5-0で快勝し、7年ぶり11度目の4強入りを果たすとともに、来春の第94回選抜高校野球大会の出場を確実にした。

 浦和学院は二回に小林の適時打で先制。六回は伊丹の適時打を皮切りに、宮城のスクイズ、大勝のタイムリー二塁打などで4点を追加した。先発のエース宮城は、桐生第一打線を被安打6、7奪三振で完封した。

 大会第4日は6日、J:COMスタジアム土浦で準決勝が行われ、浦和学院は山梨学院(山梨1位)と決勝進出を争う(10時30分)。

大一番も柔軟に修正

 勝てば選抜大会出場がほぼ決まる大一番でも、エース宮城は冷静だった。群馬王者の桐生第一を被安打6、7奪三振で完封。「序盤は真っすぐ頼みだったが、終盤は変化球を交えながら強みの直球を投げられた」。ゲームの中で修正していく柔軟さが光った。

 試合前、森監督から「一人で投げ切る気持ちでいけ」とハッパを掛けられ、気合が入った。積極的にバットを振ってくる相手に対し、臆することなく力強い直球で勝負。途中からは落差の大きなスライダーで緩急をつけ、相手を手玉に取った。

 今夏の甲子園後、下半身の強化と栄養バランスを考えた食事を心掛けるようになり、130キロ台中盤だった速球は最速142キロまでアップ。進化を続ける背番号1は、「隙を見せず、(相手打線に)崩されないようにしたい」と引き締めた。

準備実り一挙4点

 いつ主導権を失ってもおかしくない紙一重の試合。投打で粘り強さを見せた浦和学院が、7年ぶりの選抜大会出場をほぼ手中に収めた。森監督は「偉大なチームを引き継いでプレッシャーが大きかったが、ほっとしている」とほほ笑んだ。

 二回に先制したものの、桐生第一の軟投派左腕寺門を打ちあぐねていた。是が非でも追加点が欲しい。六回から相手が最速140キロのエース右腕北村を送り込むと、打線が目を覚まし、代わりばなをつかまえた。

 「浮いてくる真っすぐ対策をした」(森監督)と狙い球を絞ったバッティングで1死一、三塁の好機を築く。ここで伊丹が「外角の直球を狙っていたけれど、体が勝手に反応した」とスライダーを右前に流し打って追加点。続く宮城がスクイズを決めると、大勝の適時二塁打などでこの回一挙4点を奪った。小さなほころびを逃さない洗練された攻撃は、森監督の父で今夏を最後に退任した士(おさむ)前監督時代からのおはこだ。

 引退した3年生の協力も大きい。吉田匠ら前チームの速球自慢の投手たちが打撃投手を買って出てくれ、後輩のために一肌脱いだ。伊丹は「3年生のおかげでスピードボールに慣れることができた」と感謝する。

 世代を超えてチーム一丸となり、第一の目標だった選抜切符を確実にした。次に目指すのは関東王者だ。主将の八谷は「明治神宮大会に出場するため、一戦必勝で臨みたい」と決意を新たにした。

伊丹、7番から巻き返し

 右の強打者伊丹が、復調を印象付けている。2安打1打点で勝利に貢献。「県大会では迷惑を掛けていたから、期待に応えられてうれしい」と喜びを口にした。

 県大会は4番に座ったが、バットは鳴りを潜め今大会は7番に下がった。だが、関東の舞台では勝負強さを発揮。六回1死一、三塁から「(宮城)誇南のためにもつないでいこう」と2試合連続の適時打を放ち、好投のエースを助けた。4番奪還に燃える伊丹は、「自分の責任を果たしていくだけ」と頼もしい。

(埼玉新聞)

浦和学院が桐生一を下し、7年ぶりのセンバツ当確

浦和学院先発の宮城

 浦和学院(埼玉1位)が桐生一(群馬1位)を5-0で下し、15年以来7年ぶりのセンバツ出場を当確にした。2回、1死一、二塁で小林聖周左翼手(1年)の中前適時打で先制すると、先発・宮城誇南投手(2年)が好投。6回に打線が4得点を挙げて突き放した。宮城は最後まで投げきり、完封した。夏の選手権後に父の森士前監督から指揮官の座を受け継いだ森大・新監督も「選手に感謝」と笑顔だった。

(スポーツ報知)

浦和学院が準決勝へ、宮城誇南は粘投で桐生第一に的をしぼらせず

2回裏浦和学院2死一、二塁、二塁へ先制の適時打を放ち、雄たけびを上げる小林

 浦和学院(埼玉1位)は2回、2つの四球で1死一、二塁の好機をつかみ、ここで小林聖司外野手(1年)の打球は二塁を強襲する安打となり、打球が中前に届く間に二塁から高山維月捕手(2年)が生還し1点を先制した。

 浦和学院の先発左腕、宮城誇南投手(2年)は初回に2死から連打を許したが、その後は5回を除き毎回走者を出すものの粘り強く投げ桐生第一(群馬1位)打線に的をしぼらせなかった。

 浦和学院は6回、桐生第一のエース北村流音(2年)の代わりばなを攻め、2本の適時打とスクイズなどで4点を奪い試合を決めた。

 7年ぶりのセンバツ出場が当確となり、今秋から就任した森大監督は「プレッシャーが大きかったので、ほっとしています。6回に集中力を持って戦ってくれた。選手に感謝です」と話した。

 被安打6の7奪三振で完封した宮城は「(1回戦の)向上戦がふがいなくて、回りに助けてもらった。勝たせてもらって(準々決勝を)投げられたことに感謝。恩返しができるような投球をしたかった」と振り返った。

(日刊スポーツ)

浦学のコナンが6安打完封!センバツ当確に「やってきた成果が少しだけ出た」

 浦和学院が桐生第一に競り勝ち、ベスト4入りを決めた。15年以来のセンバツ出場を当確とした。

 エース左腕の宮城誇南(こなん)投手(2年)はスライダーが切れて7三振を奪い、6安打完封勝利を挙げた。「ストレートのアベレージが3、4キロ上がった。やってきた成果が少しだけ出たと思う」と喜んだ。

 夏の甲子園は2年生エースとして出場も、初戦敗退。「大黒柱になって、もう一度、甲子園に戻りたいと思ってやってきた」と、下半身のトレーニングに加え、食事面でも栄養素を勉強しながら体づくりに励んだ。夏から秋にかけて体重は3キロ増の71キロに。「栄養のバランスとかも気にしてきた」と明かした。

 誇南の名は「コナン」と読む。母・千晶さんが漫画「名探偵コナン」が好きだったことと、出身の沖縄に生まれたことを誇りに思ってほしいとの願いが込めれて命名された。自らの名を本人は「すぐに覚えてもらえてうれしい」と言う。

 夏の甲子園大会後から就任した森大監督は「エースとして一人で投げきるつもりで頑張れ、と話していた。変化球でカウントが取れるようになって落ち着いた」と快投をねぎらった。

宮城誇南(みやぎ・こなん)

 2004年(平16)9月5日、生まれ、沖縄県出身の17歳。小2から野球を始め、読谷中では読谷ボーイズに所属。浦和学院では1年秋からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。1メートル73、71キロ。左投げ左打ち。

(スポニチ)

浦和学院が桐生一を下し、7年ぶりのセンバツ当確 森大新監督も指揮官として初甲子園へ

センバツ出場に当確し、胸をなでおろす浦和学院の森監督

 浦和学院(埼玉1位)が桐生一(群馬1位)を5-0で下し15年以来7年ぶりのセンバツ出場を当確にした。先発・宮城誇南投手(2年)が117球で6安打完封。打っては1-0の6回に打線が4得点を挙げて援護した。夏の甲子園後に就任した森大(だい)新監督(30)も指揮官として初の聖地を引き寄せた。

 30歳の若き指揮官は浦学ナインの勝利を見届けると喜びと同時に安どの表情を浮かべた。「プレッシャーは大きかったがほっとしている。浦和学院という偉大なチームを引き継いだ。前監督は改めてすごいなと思っている」と感無量の様子だった。

 夏の甲子園後に父・士前監督(57)から大役を引き継いだ。だが関東大会が開幕してからは腹痛にも襲われていた。そんなとき前指揮官は試合前夜に「俺も関東大会を2勝したときはわけがわからないままだったよ」。長男のことを思いやりながら、自身の経験談を伝えた。91年に27歳で同校のコーチから監督になると、秋の関東大会で4強。翌年にセンバツに初出場すると4強まで進んだ父の言葉で少しだけ気持ちが和らいだ。

 当時よりも浦学の存在は高校球界の中では比べられないほどの存在になった。それでも「今までよかったものをアップデートしたい」と同校のOBでもある新指揮官はまずが関東大会に照準を絞った。宮城には「僕も投手出身。この試合は決めるところ。1人投げきるつもりで頑張れという話をした」。エースの力を引き出すため、発破をかけた。

 宮城も若き指揮官の期待に応えた。初回に2死一、二塁のピンチを招いたが5番・三森を遊ゴロで打ち取った。味方が先制はしたものの、桐生一の左腕・寺門を打ち崩せず1点リードのまま5回を終えた。

 宮城も前指揮官の下、夏の甲子園初戦で登板したが敗退。背番号1は「監督が変わって心機一転したし、甲子園に戻りたい」。チーズを食べるなど食生活を変えて臨んだ秋は体重は3キロ増の71キロ。最速142キロにまで上がった直球で押した。すると味方打線が、相手投手が代わった6回に爆発。一挙4得点で勝負を決めた。

 準決勝では6日に同球場で2戦連続コールド勝ちと好調の山梨学院(山梨1位)と対戦する。若き指揮官は「神宮大会に行きたい」と7大会ぶりの関東制覇を目標に掲げる。宮城も「目指すは神宮大会。隙をみせずにいきたい」。師弟の思いは同じ。山梨の雄を撃破し秋の日本一の挑戦権へと名乗りを上げる。

(スポーツ報知)

浦和学院などが4強に

 高校野球の秋季関東大会は2日、茨城県のJ:COMスタジアム土浦などで準々決勝4試合があり、木更津総合(千葉1位)が今春のセンバツ優勝の東海大相模(神奈川1位)を4-1で降した。

 山梨学院(山梨1位)は9-0で白鷗大足利(栃木1位)に七回コールド勝ち。浦和学院(埼玉1位)は桐生第一(群馬1位)に5-0で零封勝ちし、明秀日立(茨城1位)は11-4で健大高崎(群馬2位)を破り、いずれも準決勝進出を決めた。準決勝は6日、決勝は7日に行われる。

浦和学院・森大監督

 未熟なチームだが、関東大会で2勝できて選手に感謝したい。(4点を取った六回の攻撃は)相手のエース対策が発揮できた。試合前日の練習で(引退した)3年生が打撃投手を務めてくれるなど、いろんな人に支えてもらった。

 先発の宮城は前半はボールが先行したが、変化球でストライクを取れるようになって落ち着いた。7番の伊丹が大事なところで(適時打を)打ってくれた。大会前はプレッシャーが大きかったので、2勝して少し安心している。次は神宮大会出場を目標に頑張りたい。

(毎日新聞)

浦和学院、完封4強入り 選抜出場有力に

二回表、浦和学院は犠打で三塁進塁を試みた桐生第一の一塁走者をアウトにする

 第74回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は2日、茨城県で準々決勝4試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では浦和学院(埼玉1位)が桐生第一(群馬1位)を5-0で破り、来春の選抜大会への出場を有力にした。6日の準決勝は、同球場で山梨学院(山梨1位)と対戦する。

 浦和学院のエース宮城が左腕から繰り出す130キロ台後半の直球と変化球を織り交ぜ、7奪三振で完封した。一回に得点圏に走者を許すなどしたが、要所を締める投球で117球を投げきり、被安打は6。守備も無失策で、宮城をもり立てた。打線は、二回に小林の適時打で先制。相手投手が交代した六回には打者8人で4本の長短打やスクイズで4点を奪い、試合を決定づけた。

実った変化球対策「体で反応」伊丹一博選手

 1-0で迎えた六回裏。浦和学院の伊丹一博選手(2年)は「のどから手が出るほど欲しかった」という追加点を、自らの手でもぎ取った。

 1死一、三塁で打席に立った。この回から、相手エースの北村流音投手(2年)がマウンドにいた。2球目。狙っていた直球ではなく、外角のスライダーにとっさに「体で反応した」。体勢を崩されながらもしっかり振り抜き、右前に適時打を放った。

 県大会では変化球に体が泳いでしまい、思うような打撃ができなかった。関東大会に向けて「崩されずに打つ」ことを目標に、変化球をしっかり引きつけて振り抜く練習に取り組み、この日の打席につなげた。

 チームは7年ぶりの選抜大会の出場の可能性が高まった。「監督がずっと試合で使っていてくれていたので、期待に応えられて良かった」と笑顔で話した。

(朝日新聞埼玉版)

浦和学院・宮城誇南が完封「大黒柱になって甲子園に」指揮官の期待に応えた

桐生第一戦に先発し、完封勝利を飾った浦和学院・宮城(右から2人目)は、ナインとタッチをする

 浦和学院のエースが、甲子園に戻る。背番号1の左腕、宮城誇南(こなん)投手(2年)が、桐生第一を被安打6の7奪三振で完封。2回戦の向上戦は5回4失点だったが、中1日で立て直しに成功。チームの15年以来7年ぶりのセンバツ出場を確実なものとし「(初戦を)勝たせてもらった。投げられることに感謝して、恩返しができるような投球がしたかった」と明かした。

 初回2死から一、二塁のピンチをつくるも内野ゴロで無失点。走者を背負っても、粘った。今秋から就任した森大監督(30)も、投手出身。浦和学院の看板を背負う重圧を、身をもって知る。「エースとして決めるところは決める。1人で投げきるつもりで頑張れ」と送り出してくれた指揮官の期待にも応えた。

 簡単には諦められない、理由があった。今夏の甲子園、初戦日大山形戦に4番手で登板。1回2/3を無失点に抑えたが、不完全燃焼。「夏は悔しい結果だった。大黒柱になって、甲子園に戻りたいと思って2カ月半やってきた」。下半身強化でウエートトレーニングを行い、栄養も勉強してチーズを積極的に食べるなど体重は3キロ増の71キロ。パワーアップして、甲子園に勝ちに行く。

▽浦和学院森士前監督(スタンド観戦し拍手)「よく頑張った。受け継ぐということは大変なこと。新監督が(前チームから)うまく引き継いだと思う」

(日刊スポーツ)

打順降格、奮起の成果 浦和学院・伊丹一博外野手(2年)

 変化球を操る相手の先発投手とタイミングが合わず、苦しんだ打線に好機が訪れたのは六回裏。「想定して練習してきた」というエースの右腕投手に交代してからだった。

 仲間が安打や四球で得点圏に進んだ1死一、三塁。スライダーを振り抜くと、打球はライト前へ。「ずっと頑張って投げてくれた(宮城)誇南の期待に応えたかった」。追加点を挙げるとチームは勢いに乗り、さらに3点を奪った。

 県大会では4番打者を任されたが振るわず、今大会では7番に。前に突っ込みがちだった体勢を直し、フルスイングを意識するようにして長打練習に打ち込んだ。前日の練習では引退した3年が打撃投手を務めてくれた。「先輩が思いきり投げてくれたから、きょうに生かすことができた」と感謝する。

 チームのベスト4は7年ぶり。「まずは打線をつなぐという自分の仕事をしたい」。いつかは4番打者に戻るため--。まずは一戦必勝を誓う。

(毎日新聞埼玉版)

試合結果

秋季関東大会・準々決勝(11/2・J:COMスタジアム土浦)

TEAM123456789HE
桐生第一000000000060
浦和学院01000400x580
【浦】宮城-高山
【桐】寺門、北村-中山
大勝(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
八谷410
大内400
金田410
鍋倉320
喜屋武400
高山200
⑧7伊丹321
宮城101
小林211
H大勝111
R8江口100
2984
 桐生第一
位置選手名打数安打打点
田村400
三塚420
宮本410
提箸320
三森300
大井田400
大川200
H柳谷100
寺門100
1北村210
中山200
H中島100
3160

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
宮城9673100
9673100
 桐生第一
選手名安打三振四球死球失点自責
寺門5304011
北村3521044
8825055

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院2520701
桐生第一7410901

二回に先制した浦和学院は、六回に桐生第一の投手陣を攻略して快勝した。浦和学院は、二回1死一、二塁から小林が先制タイムリー。六回は1死一、三塁から伊丹の適時打で追加点を奪うと、続く宮城のスクイズなどでこの回4得点。好機を確実に生かして突き放した。投げては、エース宮城が好投し、無失点に封じた。

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