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記録から見た選抜出場校 守備堅い浦和学院

 第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)に出場する32校が決まった。昨秋の公式戦成績からチーム、選手の戦力を分析した。

大阪桐蔭は投打充実 佐々木の花巻東は強力打線

 明治神宮大会覇者の大阪桐蔭は投打に充実している。打線はチーム打率4割5厘を誇る。1試合の平均得点は9・3。15試合で計17本塁打と破壊力がある。サウスポーの前田が軸になる投手陣は、1試合の平均失点が1・6と安定感は抜群だ。

 東北大会王者で、注目の大型スラッガー、佐々木を擁する花巻東(岩手)は14本塁打と打線が強力。犠打飛は最多の43を数える。1試合平均得点は10・5で出場校中、唯一の10点台だ。

 九州大会で優勝し、長距離打者の佐倉がけん引する九州国際大付(福岡)は最多の18本塁打をマーク。関東大会を制した明秀学園日立(茨城)は14本塁打を放った。10試合で失策がわずかに3と守備も堅い。浦和学院は9試合で3失策と安定した守備が強みだ。

 チーム打率は山梨学院が4割9厘でトップ。倉敷工(岡山)も3割8分9厘と高打率だ。

クラークは投手力

 北海道大会王者のクラークは山中、辻田が左右の二枚看板。1試合の平均失点は1・2と安定している。聖光学院(福島)は1・4、鳴門(徳島)は1・6、木更津総合(千葉)は1・7と投手陣が強力だ。

 機動力が光るのは和歌山東。10試合で計33盗塁を積み重ねた。大垣日大(岐阜)は30盗塁、中国大会優勝の広陵(広島)も29盗塁で足技を絡めた攻撃が持ち味だ。

選抜出場校チーム成績

出場校



H
R



クラーク 9 8 1 0 8.0 1.2 .364 2 28 17 7
花巻東 14 13 1 0 10.5 3.5 .348 14 43 19 15
聖光学院 10 9 1 0 5.1 1.4 .267 1 26 13 7
明秀日立 10 9 1 0 9.6 2.3 .350 14 20 21 3
浦和学院 9 8 1 0 6.9 2.8 .352 1 25 4 3
木更津総合 11 10 1 0 9.8 1.7 .353 6 29 20 10
山梨学院 9 8 1 0 9.6 2.1 .409 7 26 12 5
國學院久我山 9 8 1 0 7.8 2.7 .346 3 31 22 7
二松学舎大付 8 7 1 0 8.1 1.8 .355 4 23 20 6
星稜 10 9 1 0 6.8 3.0 .301 4 19 19 10
敦賀気比 9 7 2 0 7.1 3.2 .360 2 23 14 10
大垣日大 9 7 2 0 5.8 2.3 .295 2 13 30 8
日大三島 11 10 1 0 6.6 2.8 .325 7 40 14 7
京都国際 8 7 1 0 7.5 2.8 .369 4 16 18 6
大阪桐蔭 15 15 0 0 9.3 1.6 .405 17 30 18 12
金光大阪 10 8 2 0 4.2 2.9 .277 0 21 4 8
東洋大姫路 9 7 2 0 3.0 1.8 .291 0 25 11 6
天理 8 6 2 0 8.5 3.6 .360 7 6 24 7
和歌山東 10 8 2 0 6.0 3.2 .300 3 21 33 6
市和歌山 5 4 1 0 4.4 2.0 .279 2 13 3 5
倉敷工 10 9 1 0 9.3 2.4 .389 2 27 15 6
広陵 14 12 2 0 8.5 3.1 .341 5 28 29 15
広島商 11 10 1 0 8.0 3.9 .331 1 34 25 7
鳴門 7 6 1 0 7.3 1.6 .324 2 23 8 4
高知 9 7 2 0 5.7 2.7 .304 2 19 7 14
九州国際大付 14 13 1 0 8.9 2.1 .338 18 31 15 7
有田工 8 6 2 0 4.5 3.6 .300 0 19 10 9
長崎日大 8 6 2 0 7.8 3.4 .359 3 18 15 10
大島 11 9 1 1 5.6 3.5 .287 1 22 12 18
只見 4 3 1 0 4.0 4.5 .234 1 13 8 6
丹生 5 3 2 0 5.6 6.6 .273 1 14 9 12
大分舞鶴 7 4 2 1 7.1 3.9 .318 2 9 15 4

※得点、失点は1試合平均、浦和学院は1試合の不戦勝を含む

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