第94回選抜高校野球大会(18日開幕、阪神甲子園球場)を主催する毎日新聞社と日本高校野球連盟は2日、大会中の新型コロナウイルス感染対策の概要を発表し、アルプス席でのブラスバンドによる応援演奏ができるようになった。センバツは2020年は大会が中止、21年は録音されたブラスバンドの音源を使うなどしており、3年ぶりに生演奏ができる。
ガイドラインでは、アルプス席に入場できるのは出場校の関係者や応援団に限られ、まん延防止等重点措置の適用期間は1チーム1800人を上限と定めた。ブラスバンドは1チーム50人以内。隣の演奏者と2席、前後の演奏者と1列空けて着席し、楽器を動かしながらの演奏などは行わず、座って正面を向いて演奏する。応援は大声を出さず、拍手で行うことを基本とする。
選手に新型コロナ感染者が出た場合は緊急対策本部で協議し、集団感染ではなく個別事案と判断されれば、試合開始予定の2時間前までであれば、大会中でも登録選手を入れ替えることができる。
PCR検査は、1チームの関係者計27人(責任教師、監督、ノッカー、記録員、ベンチ入り選手18人、補助員5人)については最大3回実施する。大会前に加え、1回戦で勝利した16校は試合翌日(第6日第1試合の勝者のみ試合当日)、準々決勝に勝利した4校は試合当日に行う。
(毎日新聞)