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開幕戦登場の浦和学院が練習試合で大勝 ドラフト候補「投打二刀流」金田優太2安打

【写真】3回裏浦和学院1死一塁、右前打を放つ金田

 高校野球界も球春到来!各校の対外試合が5日、解禁され、全国で練習試合が行われた。今春センバツで開会式直後の開幕戦に登場する浦和学院(埼玉)は、共栄学園(東京)と対戦し、10-1で快勝。今秋ドラフト候補の「投打二刀流」金田優太内野手(2年)は、三塁打を含む3打数2安打をマークした。同じくセンバツに出場する木更津総合(千葉)は、横浜隼人(神奈川)に勝利した。

 厳しい冬を乗り越えて、球春を迎えた。遊撃手と投手の二刀流で、今秋ドラフト候補の金田は「3番・遊撃手」でスタメン出場。3点を先制し、なおも3回1死一塁のチャンスに右前安打で続いた。4回には、2死から三塁打をマーク。冬の期間は「好球必打」をテーマに木製バットで練習して打力を磨き「初めての試合で2本打てたのはよかった。やってきたことを出せました」とほほえんだ。

 投げては最速143キロの強肩。昨秋の公式戦8試合で3失策と、守備力の高いチームを引っ張る。4回には軽い身のこなしで併殺を奪ったが「(ボールの)握り替えがうまくできなかった。基礎からしっかりやって、実戦感覚を取り戻したい」と反省も忘れない。

3回裏浦和学院1死二塁、右越えに先制の適時打を放った9番の大勝

 ベンチ入りをかけた“開幕戦”。9番の大勝朱恩(しゅおん)内野手(2年)が、0-0の3回に先制の適時二塁打をマークすれば、7番の日高智陽外野手(2年)も3回1死満塁で右越えに適時二塁打と猛アピール。大勝は「結果が出たことはよかったけど、もっと打ちたい」。関東大会でベンチ外だった日高は「次こそはという思いは強い。悔いなくプレーしたい」と意気込む。

 センバツでは、大会初日の18日、開幕戦で大分舞鶴と対戦する。試合後、森大監督(31)は「9人で野球をやるんじゃない。(ベンチ入り)18人全員がスタメンのつもりで、18人の力を合わせれば甲子園でも勝てるよ」と選手に伝えた。金田らレギュラー陣に加え、厚い選手層が甲子園を狙う。

(日刊スポーツ)

2番手で登板し2回を無安打無失点に抑えた浦和学院・小田部

対外試合解禁日が誕生日の浦和学院・日高智陽、マルチ安打で共栄学園戦大勝に導く

浦和学院・日高智陽外野手は、共栄学園戦で2安打2打点

 7年ぶり11度目の選抜大会(18日開幕、甲子園)へ好発進だ。対外試合解禁日のこの日、17歳の誕生日を迎えた浦和学院の日高智陽(ともはる)外野手(2年)が7番・右翼で先発出場し、マルチ安打&先制ホームインでチームの第1戦勝利につなげた。

 「(監督から)『三回まで、1巡目で得点すること』といわれていて、二回まで三者凡退だったので、何とかチャンスメークをと思っていて、決め球をしっかり振っていくことだけ考えた。2打席目(1死満塁)は外野フライでと思った」

 三回先頭で左翼線二塁打で出塁し、9番・大勝の二塁打で先制のホームイン。打者一巡して回った2打席目では、右越え2点二塁打とし、この回8得点のビッグイニングにした。

 右投げ右打ちの日高は昨秋に初のベンチ入り。20人登録の埼玉県大会はベンチ入りしたが、18人登録の関東大会から漏れてスタンド組だった。それだけに、選抜の開幕戦で相手が大分舞鶴と決まった翌日の初戦での2安打2打点に手応えを感じていた。

 森監督は、各ポジションに2人以上を起用し、「投手陣でも野手陣でも、18人は完全に決まったわけではない。大会へ向け、調子のいい選手を入れていく」と激しい競争を求め、台頭する力に目を細める。夢舞台へ、チーム内の戦いは、さながらサバイバル戦でもある。

(サンスポ)

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