【写真】投打の二刀流で活躍が期待される浦和学院の金田優太遊撃手
投げては最速142キロ。打っては広角に打ち分ける3番打者。投打で浦和学院の看板選手に成長したのが金田だ。
川口市出身。川口芝西中軟式野球部から浦和学院に入学し、2年春から公式戦に出場する。印象的なのは野球に対する探究心が強いところだ。
ある日、投球練習を終えた金田が、練習を撮影していた記者に近づき、「リリースポイントを確認したいので、(写真を)見せてもらえないですか」と尋ねた。写真を見た後、丹念に投球フォームを再確認し、すぐ修正する姿があった。
それだけではない。慶大、社会人野球の明治安田生命で捕手だった手銭コーチに「捕手にとって、どういう球種があったらいいですか」と自ら歩み寄り、興味津々に聞いて吸収する。「勝ちを求めてやっている」と全てはチームの勝利のために。
この冬にチームで取り組んだ体づくりで、約10キロ増。身長181センチ、体重80キロの大型遊撃手としてプロのスカウトも注目する。甲子園では二刀流での活躍を誓う。投手としては、「宮城には行けるところまで行ってもらって、その中でいつでもいける準備をする」と肩を温める。打者として「この冬に磨いたミート力と長打力の成果とショートの守備でどれだけできるか試したい」と全国でも通用する二刀流を開花させる。
(埼玉新聞)