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センバツ 浦和学院・新たな挑戦(下)八谷晟歩三塁手「チームの精神的支柱」

【写真】堅守と高いリーダーシップでチームをけん引する浦和学院の主将・八谷晟歩

 気持ちを前面に出し、熱いプレーと言葉で仲間にメッセージを伝える。主将の八谷は高いリーダーシップで新生・浦和学院を支える。

 小、中学校時代も主将。統率力が高く、昨秋の新チーム始動時に主将を決める際は、森監督からの指名ではなく、選手たちから自然と八谷の名前が挙がった。

 チームをまとめる中で心がけているのが、会話術。「聞いてもらうために言葉選びをしっかりして、思いが伝わるように相手の目を見て話す」。体現するように選手同士のミーティングで八谷は表情を引き締めて仲間を叱咤激励する。八谷が不在の時、チームをまとめる副主将の大内は「(選手たちは)それぞれ野球に自信を持っていてプライドもあるから、一つにするのは難しい。それをまとめる八谷を尊敬する」と語った。

 プレーでも頼もしい存在だ。三塁の守備では、機敏な捕球動作に遠投110メートルの強肩と安定感抜群。この冬は、木製バットで打撃に磨きをかけ、「スイングが安定してきた」と3月上旬からの練習試合では本塁打を放つなど、成長途上だ。

 自身2度目の甲子園。「昨夏は納得がいくプレーができなかった。自分たちのペースで試合を進めて勝ちたい」。浦和学院が生まれ変わってから初めての甲子園で勝利するため、八谷が先頭に立って開幕戦に臨む。

(埼玉新聞)

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