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東洋大・高橋昭雄前監督の通夜に浦和学院・森士前監督ら1000人が参列

【写真】前東洋大監督・高橋昭雄氏の祭壇は、ボール型にデザインされ、ユニホーム姿の遺影、棺に参列した教え子らが手を合わせた

 東都大学野球の東洋大を6度の日本一に導き、7日に敗血症のため74歳で亡くなった高橋昭雄前監督の通夜が11日、前橋市内で執り行われた。

 約1000人が参列し、供花は300基を超えた。祭壇には監督時代の背番号50と、お花で作られたボールが並んだ。東洋大のユニホーム姿で、ひつぎの中でおだやかな表情だった。戒名は「球導院監琳昭督居士」で46年間の指導者生活が込められた。

 元西武の松沼雅之氏は、高橋さんが初優勝した76年秋にエースとして活躍。負ければ、翌日に試合があっても夜中まで打撃練習、投手はシャドーピッチングと厳しかった。「偉大な人。毎年、同じように怒って40年以上に続く人はいません」と振り返った。

 東洋大OBの浦和学院・森士前監督は13年にセンバツ優勝した際に「自分のことのように喜んでくれた。恩師で、不死身だと思っていたので、まだ受け止められない」と話した。東洋大姫路の岡田龍生監督は今春から同職に就任し、6月に自宅を訪れてあいさつをしていた。「『頑張れよ』と言っていただいた。高橋さんの豪快な野球をいつかしたいと思っていた。付属の高校として、頑張っていきたい」と話した。

▽帝京・前田三夫名誉監督 いつも野球談議をしていた。同世代で刺激を受けていた。選手思いで、野球が好きな人。安らかな顔をされていた。御礼を伝えてきました。

▽日大三・小倉全由監督 関東第一時代からのお付き合い。どこにいっても、いくつになっても変わらずに声をかけてくれて、ありがたかった。

▽元日本ハム・乾真大氏 感謝の気持ちしかありません。現役引退の報告ができてよかった。指導者の立場になって、改めて感じるものもあった。これからは、伝えていきたい。

▽元巨人・清水隆行氏 野球もそれ以外も、厳しく指導していだたいた。1つの物事に全力で取り組みなさいと言われた。そういうものは今でもいきている。

◆主な参列者 松沼雅之、仁村徹、今岡真訪、清水隆行、三浦貴、乾真大、後関昌彦、金剛弘樹、山下徳人、堀井哲也、前田三夫、小倉全由、森士、岡田龍生、谷口英規、鳥山泰孝、西田真二、河原井正雄、荒井直樹、斎藤正直、市原勝人、竹下潤、正津英志、高山健一、中川隆治(順不同、敬称略)

(日刊スポーツ)

東洋大・高橋昭雄前監督の通夜に教え子ら参列

 7日に逝去した高橋昭雄氏(享年74)=東洋大野球部前監督=の通夜が11日、群馬県前橋市内で営まれ、約1000人が参列した。

 高橋氏は1972年から母校の東洋大監督として戦後初の5連覇など46年間指揮しリーグ優勝18度、東都大学野球1部最多の542勝を挙げた。ライバルとして長年戦った河原井正雄氏(68)=元青学大監督=も棺の前で手を合わせ、国学院大・鳥山泰孝監督(47)は「優勝決定戦のときに高橋監督が猛抗議され、『憎くてやっているんじゃない。次の世代を担う者だから』と言われ、エネルギーをいただいた」としみじみと話した。

 教え子の森士氏(57)=前浦和学院監督=は「監督業は全て高橋監督に指導していただいた。(2013年の)選抜(大会)優勝を報告したら、自分のことのように喜んでいただいた。大学の監督を退任してからは、ウチ(浦和学院)のグラウンドにも来ていただいたのが思い出。体調が悪いと伝えられていたが、もっと来ていただけると思っていたので…」と早い旅立ちを惜しんでいた。

(サンスポ)

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