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浦和学院、聖望学園を4-0で零封 夏の雪辱果たし4強入り 秋季県大会

【写真】浦和学院・小林聖周外野手は六回、左越えの先制三塁打を放った

 2球場で準々決勝を行い、Aシードの浦和学院、Bシードの昌平と山村学園、ノーシードの東農大三がそれぞれ勝ってベスト4に進出した。4強入りは山村学園が5年ぶり、東農大三が4年ぶり、昌平が2年ぶりで浦和学院が2年連続。

 山村学園は、西武台との接戦を延長十一回の末9-7で制した。7-7の十一回1死二、三塁で三上が2点適時三塁打を放ち、勝ち越した。

 東農大三は滑川総合に9-1で七回コールド勝ち。一回に3点を先制し、二、四回には高野の適時打などで追加点を挙げた。

 昌平は正智深谷に10-6で勝利。5-5の四回2死二塁で斎藤が勝ち越しの適時打を放ち、五回には甲斐の適時打などで2点を加えた。浦和学院は六回に小林の適時三塁打などで3点を挙げ、投げては鈴木夕らの継投で聖望学園を無失点に抑えた。

 準決勝は26日、県営大宮で東農大三-昌平(9時)、山村学園-浦和学院(11時30分)のカードで行われ、勝者が秋季関東大会(10月22~25、29、30日・埼玉)に出場する。同大会の出場権残り1枠を懸けた3位決定戦と、決勝は28日に県営大宮で実施する。

打線に火、雪辱果たす 浦和学院

 中盤以降、上位打線に火が付いた浦和学院が4-0で聖望学園に快勝し、今夏の決勝の雪辱を果たした。森監督は「みんなでつかんだ勝利。先輩の無念を晴らしてくれた」とすがすがしい表情を見せた。

 五回までは1安打と打線が沈黙。だが、六回にエース伊藤が登板すると、守備にテンポが生まれる。直後の六回の攻撃。1死二塁で3番小林は「この回が絶対勝負」と意識し、左越えの適時三塁打で先制すると、続く4番三井も右中間フェンス直撃の三塁打を放ち、打者一巡の猛攻で試合の流れをつかんだ。

 小林は「夏はあと1本で甲子園に行けなかった。主将として自分が流れを変えなきゃと、ずっと思っていた」とここぞの1本を評価し、「(優勝して関東大会)第1シードを」と先の戦いを見据えた。

(埼玉新聞)

浦和学院が聖望学園に夏のリベンジ 4-0勝利で4強入り

 浦和学院は、0-0で迎えた六回1死三塁、主将の3番・小林聖周外野手(2年)の左越え三塁打で先制。さらに2点を追加し、この夏の決勝の相手にリベンジを果たし、4強入りを決めた。

 小林は「前の2打席打てず、打てなかったチェンジアップを狙って、センターから左中間を意識して打った。少し高めだった。夏、あと一歩のところで甲子園に行けなかったので、先輩のためにも勝ちたかった」と胸をなでおろしていた。

 森大監督は「先輩の無念を晴らしてくれた。でも、まだ、次がある」と引き締めた。

 今年の秋季関東大会は地元・埼玉で開催され、参加は各県上位2校に開催県3校で、準決勝は26日、3位決定戦と決勝は28日に行われる。

(サンスポ)

試合結果

秋季県大会・準々決勝(9/25・県営大宮)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
聖望学園 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 1
浦和学院 0 0 0 0 0 3 1 0 x 4 8 0
【浦】 鈴木夕、伊藤、田中-轟、齋藤
【聖】 向深澤、井上-近藤
小林、三井(浦)
喜屋武(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置 選手名 打数 安打 打点
喜屋武 3 2 0
篠塚 3 0 0
⑧7 小林 4 2 2
三井 3 1 1
渡邉 2 0 0
8 江口 1 0 0
名波 4 1 1
1 0 0
2 齋藤 2 1 0
鈴木夕 1 1 0
H 小栗 1 0 0
1 伊藤 0 0 0
1 田中 1 0 0
浅田 3 0 0
29 8 4
 聖望学園
位置 選手名 打数 安打 打点
中村 4 1 0
中條 5 2 0
齋藤 5 3 0
百済 3 0 0
4 1 0
近藤 2 1 0
①3 向深澤 4 0 0
清遠 3 0 0
1 井上 0 0 0
H 坂田 1 0 0
小野 3 1 0
H 大部 1 1 0
35 10 0

投手成績

 浦和学院
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
鈴木夕 5 6 2 0 1 0 0
伊藤 2 3 2 0 1 0 0
田中 2 1 5 1 0 0 0
9 10 9 1 2 0 0
 聖望学園
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
向深澤 5 1/3 4 1 2 1 3 3
井上 2 2/3 4 1 1 0 1 1
8 8 2 3 1 4 4

チーム成績

TEAM 攻撃 守備
三振 四死球 犠打 盗塁 残塁 失策 併殺
浦和学院 2 4 3 0 8 0 0
聖望学園 9 3 1 0 12 1 0

中盤以降流れをつかんだ浦和学院が快勝した。六回に小林、三井の連続適時三塁打と名波の左前適時打で3点を奪った。投げては先発の鈴木夕ら3人の継投で無失点。10安打の聖望学園は八回を除いて走者を出したが、好機を生かせなかった。

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