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浦和学院、山村学園に3-2で逆転勝ち 2年連続決勝進出&関東大会出場決定

【写真】5回表浦和学院1死二塁、篠塚の左前適時打で生還し、ガッツポーズをする二塁走者喜屋武

 準決勝を実施し、昌平と浦和学院がそれぞれ勝って、決勝に進出するとともに来春の選抜大会出場への最終関門となる関東大会(10月22~25、29、30日・県営大宮ほか)の出場権を獲得した。関東大会出場は昌平が2年ぶり2度目、浦和学院が2年連続19度目となる。

 昌平は東農大三に7-0で七回コールド勝ちした。一回に磯木の適時打で先制。二回には甲斐が左越えソロを放つなど、10安打7得点で快勝した。

 浦和学院は山村学園に3-2で競り勝った。1点を追う五回に篠塚の左前適時打で同点とし、渡辺の三ゴロが敵失となって勝ち越した。

 関東大会の出場権残り1枠を懸けた3位決定戦と決勝は28日、県営大宮で実施する。3位決定戦は東農大三-山村学園(9時)、決勝は昌平-浦和学院(11時30分)で行われる。昌平は2年ぶり2度目、浦和学院は2年連続17度目の頂点を狙う。

浦学、しぶとく1点差 伝統の投手力発揮

5回表浦和学院1死二塁、篠塚が左前適時打を放って同点とする

 1点差を巡る攻防を繰り広げた浦和学院と山村学園の一戦は、継投策がはまった浦和学院に軍配が上がった。森監督は「苦しいゲームが続いた中で投手力を中心に1点差のゲームをよくできた」と選手たちをねぎらった。

 先発の伊藤が5回2失点と試合をつくり、1点リードの六回から後を受けた田中が被安打1、無失点と好投。代わった直後に安打を許したが、以降は12人連続でアウトを取る完璧な投球で勝利を呼び込んだ。

 打線は適時打が1本と本領発揮とはならなくとも要所で力を発揮。三回に二塁打で出塁の喜屋武が敵失で生還し、五回には喜屋武、篠塚の連続安打などで2点を奪った。2度ホームを踏んだ喜屋武は「投手が頑張ってくれていたので、自分がホームに勢いを与えたかった」とその思いを得点につなげた。

 県大会4試合で2失点と層の厚い投手陣を中心に高い守備力を発揮。切れ目ない打線の昌平との決勝を前に、主将の小林は「優勝しか狙っていない。全員が一致団結して戦いたい」と力を込めた。

(埼玉新聞)

浦和学院は山村学園に逆転勝ち 2年連続の決勝進出&関東大会出場決める

 浦和学院が準決勝で山村学園を下し、2年連続19度目の決勝進出、2年連続の秋季関東大会出場を決めた。

 浦和学院は1点差を追う五回、無死二塁から2番・篠塚大雅内野手(2年)の左前打でまず同点とし、さらに2死一、三塁から敵失で逆転した。先発左腕・伊藤充輝投手(2年)が5回4安打2失点。その後、右腕・田中樹人(みきと)投手(2年)が六回からの4回を1安打無失点に抑えた。

 田中は「球数が多くなったけど、ストレートはよかった。『実力がない』といわれる世代で、ミスをなくしていこうと、気持ちが入っていると思う」と接戦をものにしたチームの雰囲気を説明した。

 3位決定戦と決勝は28日に行われる。今年の秋季関東大会は地元・埼玉で開催され、各県上位2校に埼玉からは3校が出場する。

(サンスポ)

浦和学院が関東大会切符獲得 好リリーフの田中「自分たちの代でも甲子園に」

2番手で登板し、4回1安打無失点と好投した浦和学院・田中樹人

 浦和学院が山村学園との接戦を制し、2年連続19度目の関東大会出場を決めた。

 1点差ゲームを勝ちきった。1点を追う三回、先頭の喜屋武夢咲(ゆめき)外野手(2年)が左越え二塁打で出塁すると、犠打失策で一時同点に。1-2の五回には連打で再び同点に追いつき、失策も絡んで勝ち越しに成功した。

 投手陣も奮闘した。六回から2番手で登板した田中樹人投手(2年)が4回1安打無失点、6奪三振と好投。最初の打者に中前打を放たれたが、2人目以降は一本の安打も許さず、1点を守り切った。

 森大監督は「苦しいゲームが続いた中で今年のチームとしては投手力を中心に守るというところが一つ、うちの長所だった。関東切符をつかむのは厳しい試合になるだろうと予想していた。浦学の売りの投手力が伝統として受け継いでよく投げてくれた」。

 好リリーフした田中も「自分のできることだけ思いきってやろうと思った。去年、関東大会に出てセンバツに行った。28日の決勝に勝って(関東大会の)スーパーシードを取るのもそうだし、関東大会ベスト4でセンバツが見えてくる。1年生夏と2年生春と先輩たちが甲子園に出ているので自分たちの代でも絶対甲子園に出たい」と力を込めた。

(デイリースポーツ)

試合結果

秋季県大会・準決勝(9/26・県営大宮)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
浦和学院 0 0 1 0 2 0 0 0 0 3 6 0
山村学園 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2 5 2
【浦】 伊藤、田中-轟、齋藤
【山】 鹿島、西川-山田
今岡(山)
喜屋武2(浦)横手、高野(山)

打撃成績

 浦和学院
位置 選手名 打数 安打 打点
喜屋武 5 2 0
篠塚 3 1 1
⑧7 小林 2 0 0
三井 4 2 0
R5 河内 0 0 0
渡邉 4 0 0
8 江口 0 0 0
名波 4 1 0
3 0 0
2 齋藤 1 0 0
伊藤 2 0 0
H 濱野 1 0 0
1 田中 1 0 0
浅田 4 0 0
34 6 1
 山村学園
位置 選手名 打数 安打 打点
高野 4 2 0
今岡 3 1 1
加藤 4 0 0
横手 3 1 0
7 鈴木 0 0 0
H 藤原 1 0 0
田中 1 0 0
H9 橋本 1 0 0
三上 3 0 0
山崎 3 0 0
山田 3 1 0
鹿島 1 0 0
H 小松 1 0 0
1 西川 1 0 0
29 5 1

投手成績

 浦和学院
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
伊藤 5 4 3 0 0 2 2
田中 4 1 6 0 0 0 0
9 5 9 0 0 2 2
 山村学園
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
鹿島 5 5 2 0 2 3 2
西川 4 1 0 1 0 0 0
9 6 2 1 2 3 2

チーム成績

TEAM 攻撃 守備
三振 四死球 犠打 盗塁 残塁 失策 併殺
浦和学院 2 3 1 0 8 0 1
山村学園 9 0 2 0 2 2 0

浦和学院は、伊藤と田中の継投策で1点差を守り切った。0-1の三回無死二塁から篠塚の犠打失策で同点としたが、その裏にリードを許す。1点ビハインドの五回1死二塁から篠塚の適時打で追い付くと、なお2死一、三塁で渡邉の三ゴロが敵失となって勝ち越した。山村学園は、失点につながった三、五回の失策が響いた。

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