昨秋の関東大会に出場した浦和学院（埼玉）が、４日の練習試合解禁から３戦３勝を挙げている。

　４日はセンバツに出場する山梨学院に勝利。この日も、同じくセンバツに出場する東海大菅生（東京）から４－０、４－３で２勝を挙げた。今オフに課題として取り組んだ打力アップがつながり、森大監督（３２）は「今年は堅実が高いチームで、いい収穫がありました」と手応えを口にした。

　主力組が対戦した１戦目に先発した鈴木由馬投手（１年）は、東海大菅生打線を６回２安打無失点に抑えた。「力んでしまって、うわずった直球もあったけど、押すことができました。センバツに出場する東海大菅生さんを抑えられて自信になりました」と喜んだ。

　浦和シニアの出身。父の寛隆さんは浦和学院ＯＢの左腕で０２、０３年のセンバツに出場している。父の背中を追って浦和学院を選び、１年秋からメンバー入り。「父を超えたいと思っています。今年は、チームの主力で投げることが目標」と話した。森監督は「先発の一角を担う選手。緩急を使って内、外に投げ分けられる。総合力で勝負できる来年のエース候補」と評価した。

（日刊スポーツ）

浦和学院、選抜出場の東海大菅生に連勝　2安打2打点の4番・喜屋武夢咲「出場する投手にどれだけできるかと…」

浦和学院・喜屋武夢咲

　浦和学院が選抜出場の東海大菅生とのダブルヘッダーに連勝した。

　第１試合は最速１５０キロの先発右腕・日当（ひなた）直喜投手（新３年）から２死満塁と攻めたが先制できず、２番手投手から四回に４番・喜屋武夢咲外野手（新３年）が左前へ２点打。第２試合も追い上げられたものの、逃げ切った。

　「選抜に出られなかった悔しさはあるし、出場する投手にどれだけできるかと思っていた。冬のテーマが逆方向への打球だったので、打ててよかった」と４強入りした昨年選抜大会でベンチ入りしていた喜屋武。森大監督は「昨年はウチの選抜大会出場前にやってもらい（２－２で）引き分けて、課題がはっきりした。今回は、振り負けないようにやってきて、成果を少し出せたかなと思う」と話した。

（サンスポ）