<高校野球秋季関東大会:浦和学院3-1東海大相模>◇30日◇1回戦◇山梨・小瀬スポーツ公園
昨秋優勝の浦和学院(埼玉)が東海大相模(神奈川)との接戦を制し、8強入りした。昨年決勝と同カードで、4回裏の守備で二塁ベースカバーに入った竹村春樹遊撃手(1年)が相手のスライディングを受けて右足首を打撲し、治療で一時試合が中断する白熱した試合となった。
1-1の同点で迎えた5回、4番笹川晃平外野手(2年)の犠飛で1点を勝ち越し、6回には7番木暮騎士内野手(1年)の左翼線二塁打で3点目を入れた。背番号10の山口瑠偉投手(1年)が7安打を許しながらも1失点完投した。
森士監督は「山口がよく投げてくれた。(先発起用は)調子が良かったから。ランナーを出しても粘り強かった」と話した。相手のスライディングプレーについては「ちょっと残念です」と冷静に振り返った。
◇相模敗れセンバツV2絶望的に
今春センバツで優勝した東海大相模(神奈川)が初戦で浦和学院(埼玉)に敗れ、2連覇が絶望的になった。1回戦屈指の好カードは1点を争う熱戦となった。東海大相模は7安打を放ち、再三チャンスをつくったが、あと1本が出なかった。
門馬敬治監督は「何とかしたいという気持ちが強すぎて空回りしてしまった」と語った。
(以上日刊スポーツ)
◇秋季関東地区高校野球大会:テレ玉で初放映 ダイジェスト番組、あすから
テレビ埼玉など関東7局は、第64回秋季関東地区高校野球大会のダイジェスト番組を共同で制作した。関東地区大会がテレビ放映されるのは初めて。番組は31日夜スタートとなるため、浦和学院と花咲徳栄の試合は31日に放映される予定。
番組は午後11時からの30分間。「第64回秋季関東地区高校野球ダイジェスト~ROAD TO センバツ~」と題し、試合結果を解説とともに、テレビ埼玉や甲府ケーブルテレビなど地元テレビ局が同時放映する。雨天の場合は各校の戦力分析や県大会の様子を紹介する。テレビ埼玉は「関東7県を勝ち抜き、センバツを目指す球児たちの熱戦に注目してほしい」と呼びかけている。
(毎日新聞埼玉版)