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浦和学院、2年連続のセンバツ「多くの人に勇気を」

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【写真】選抜出場が決まり、喜ぶ浦和学院の選手たち=さいたま市緑区(朝日新聞埼玉版)

 3月21日に開幕する第84回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)で、浦和学院(さいたま市緑区)が2年連続8回目の出場を決めた。強豪校を次々と撃破した昨秋の関東大会の勢いのまま、憧れの甲子園に乗り込む。

 校長室に出場決定の連絡が入ったのは午後3時15分ごろ。小沢友紀雄校長は、すぐにグラウンドで待つ選手らに知らせ、「これまで十分に練習をしてきた。あとは甲子園で力を発揮するだけだ。全国制覇を目指して頑張って下さい」と激励した。

 関東地区では出場が最有力視されていた同校。ようやく正式に決まり、選手らは歓声を上げて喜びを爆発させた。全員で帽子を天高く投げ、笹川晃平主将(2年)は胴上げされ、何度も宙に舞った。

 同校は東日本大震災後、被災地に給水用の散水車を届け、幼稚園児に靴などを贈ってきた。野球部員も昨年末と今月6日、宮城県石巻市で子どもたちと交流し、清掃活動などをしている。笹川主将は「野球ができることに感謝し、多くの人々を勇気づけられるように全力プレーで戦いたい」と意気込みを語った。

 チームは、昨年の選抜大会を経験した笹川主将と佐藤拓也選手(2年)、石橋司選手(同)のクリーンアップを中心に、どこからでも点が取れる強力打線を誇る。投手陣は山口瑠偉(るい)、渡辺剛(たける)両選手ら1年生に期待が掛かる。2人は関東大会で安定した投球を見せたが、その後、1週間に800球の投球や毎日走り込みを重ね、制球力と球威が向上しているという。

 過去の選抜大会の戦績は1992年のベスト4が最高。2005年と昨年の過去2回はいずれも1回戦で敗れた。森士監督は「一戦一勝を心がけ、目の前の試合を全力で戦っていきたい。目標はあくまで日本一」と健闘を誓った。

(朝日新聞埼玉版)

◇センバツ高校野球 大舞台へ気合込め 浦学2年連続8度目

 三月二十一日に開幕する「第八十四回選抜高校野球大会」の出場校が決まった二十七日、県内からは浦和学院(さいたま市緑区)が選ばれ、同校は出場を祝う垂れ幕や放送で歓喜に包まれた。二年連続八回目の選抜出場で、春夏通算で十八回目の甲子園となる。

 同日午後三時十五分ごろ、校長室の電話が鳴った。昨年の秋季関東大会を制して出場をほぼ確実にしており、小沢友紀雄校長は日本高野連からの連絡に「ありがたくお受けします」と余裕の対応。グラウンドに整列し、知らせを待っていた野球部員約四十五人も落ち着いた様子だった。

 森士(おさむ)監督が「出るだけでは皆、満足しない。目標は日本一。『絶対やる』という強い気持ちで臨んでほしい」と鼓舞すると、部員は「てっぺん取るぞ!」の掛け声で一斉に跳び上がり、気合を入れた。

 明石飛真(ひゅうま)選手(二年)は「うれしいのは勝ち進んでから」と先を見据え、笹川晃平主将(同)は昨年十二月、野球部で被災地にボランティアへ行った経験に触れ「恵まれた環境で野球ができることに感謝して、毎日を大切に過ごしたい」と話した。

(東京新聞埼玉版)

◇2年連続出場の浦和学院 一戦必勝態勢で日本一目指す

 埼玉・浦和学院は2年連続の出場。森士(おさむ)監督は「日本一を目指して、なりたいなではなくて、なるんだという気持ちで選手にはやってほしい」と目標を掲げた。

 甲子園では05年春から5大会連続で初戦敗退しているが、昨秋の関東大会を制し、ナインには自信も芽生えている。部員らは昨年12月、宮城県石巻市でボランティア活動をした。昨年のセンバツも経験し、4番に座る笹川主将は「(被災地を訪れ)意識も変わった。一日一日を大事に過ごしてきた」と語気を強めた。

(スポニチ)

◇浦学2年連続センバツ 森監督「勇気与えるプレーを」

 第84回選抜高校野球大会の出場校が27日発表され、秋季関東大会を連覇した浦和学院(さいたま市緑区)が2年連続8回目の選抜出場を決めた。強力打線を武器に、甲子園での活躍が期待される。

 出場決定の電話は、午後3時過ぎに入った。「ありがたくお受けさせていただきます」。電話を取った小沢友紀雄校長から笑顔がこぼれた。

 小沢校長は、校舎の外に続々と集まってきた選手たちに「とても名誉なこと。全国制覇を目指して日頃の成果を発揮してほしい」と呼び掛けた。続いて森士(もりおさむ)監督が「見ている人に勇気を与えるようなプレーをしよう」と激励。選手たちは笹川晃平主将(2年)を胴上げして喜びを爆発させた。

 浦和学院は1986年の夏の甲子園に初出場を果たし、いきなりベスト4に入った。以後、春夏合わせて今回で18回目の出場となる。

 しかし、近年は甲子園で思うような成績をあげていない。チームの課題として、監督と選手が口をそろえるのは「精神力の強化」。昨年の選抜は、守備の乱れから逆転負けを喫してもろさを露呈した。11月の明治神宮大会も、一つのミスから雪崩を打つような大量失点につながった。

 森監督は27日、選抜大会に向け「野球は1対1の戦いの集結。個の力をしっかり引き上げたい」と強調した。投打の要となる佐藤拓也選手(2年)も「精神面が最も大事。昨年は甘い部分が出た。今年はその経験を生かしたい」と語った。

(読売新聞埼玉版)

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