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第87回センバツ:被災地の少年野球チームから応援メッセージ入りストラップ届く

◇センバツ’15・栄光を再び

 第87回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場中の浦和学院ナインに、東日本大震災の被災地の少年野球チームから応援メッセージ入りのストラップが届いた。部員が交流を続けてきた子どもたちからのエールがチームの士気を高めている。

 ストラップを贈ったのは、宮城県石巻市鹿妻(かづま)地区の「子鹿クラブ」。クラブ所属の小学生やOB・OG約20人と保護者が2月、浦学のユニホームを模したプラスチック板に選手名と「勝利を掴(つか)め」「本気」などのメッセージを記して製作した。今月19日、現地入りした野球部に届き、選手たちは早速それぞれの練習バッグに取り付けた。

 野球部は震災後の2011年12月から年に一度、石巻を訪問。子鹿クラブと練習を通じた交流を続けてきた。クラブOGで、今春中学校に進学する遠藤瑠優雅(るうあ)さん(12)は「(浦学の選手たちは)暗い気持ちも吹き飛ばす野球のすごさを教えてくれた。私も甲子園に応援に行きたい。絶対、勝ち残ってほしい」とエールを送った。

 子どもたちからのメッセージを受け、4番打者の山崎滉太選手(3年)は「野球に取り組める環境に感謝し、全力プレーで子どもたちを勇気づけたい」と意気込んだ。

 浦和学院は第7日第3試合(27日午後2時予定)で、大曲工(秋田)と対戦する。

(毎日新聞埼玉版)

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