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元ヤクルト・坂元弥太郎氏が野球教室「素質いい子がたくさん」

 ヤクルト、日本ハム、横浜(現DeNA)、西武で中継ぎとして活躍した坂元弥太郎氏(35)がスクールのコーチを務めるアスリートプランニング社の野球教室が29日、埼玉・三芳町で行われた。約100人の小学生が参加し、坂元氏をはじめ、ヤクルト時代の後輩・雄平外野手(33)、そして浦和学院高の2人の後輩、阪神・今成亮太内野手(30)とオリックス育成・坂本一将内野手(27)が指導。キャッチボールや打撃指導などの基本動作のほか、投打の直接対決やスピードガン・コンテスト、ジャンケン大会なども盛り込み、実り多き3時間となった。

野球教室で100人の子供を指導した(左から)オリックス・坂本、坂元氏、ヤクルト・雄平、阪神・今成

 坂元氏は、アスリートプランニング社(本社・東京都新宿区高田馬場)の野球スクール「ベースボールワールド」(本拠地・埼玉県入間郡三芳町竹間沢7-1)でコーチとして、平日午後3時から10時まで幼稚園生~中学生を指導する日々だ。今年で3年になり、現在の教え子は約70人。この日の年末恒例の野球教室は、現役プロ野球選手とも触れあう絶好の機会とあり、スクール生以外にも門戸を広げている。「今年も素質がいい子がたくさんいましたね。これからもさまざまな形で、子供たちの可能性を広げるお手伝いができればと思います」と総括した。同社スクールの問い合わせは、電話03・5937・8460。

 初参加のヤクルト・雄平は「子供たちと、楽しい時間を過ごすことができました。野球に取り組む姿勢や考え方など、ずっと尊敬していた弥太郎さんと一緒に指導できたことも、刺激になりました」と充実の表情を見せた。今季は6月に右有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折。離脱するまで40試合で4番に座ってチームを牽引(けんいん)したが、出場は71試合にとどまった。「今はもう、屋外でフリー打撃をしています。来季は全試合出場と、キャリアハイを目指します」と完全復活に向け、意気込みを語った。

 2年連続参加の阪神・今成は「この年末年始はオフなしでトレーニングに励みます」と無休宣言。8年ぶりに一軍出場機会がなかった今季を振り返り「来季は年間を通じて一軍にいることが目標です」と話した。22日に埼玉に帰郷、この日の会場でもある室内練習場で日々鍛錬している。年明け5日にグアム自主トレに出発。メンバーは阪神・糸井、ソフトバンク・松田、柳田ら超豪華な顔ぶれだ。「きょう指導した子供たちに試合を観にきてほしいんです。そのためにも無休で取り組み、一軍の座をつかみます」と力を込めた。

 坂元氏の高校の8学年後輩にあたるオリックス・坂本は、入団2年目となる来季の飛躍を誓った。「先輩方がとてもよくしてくださり、楽しく指導できました。今は育成選手ですが、来年また野球教室に呼んでいただけたら、そのときは二桁の背番号(=支配下登録)で、また子供たちに会いたいです」。ジャンケン大会では、127番の背番号が入った自分のユニホームを勝ち取った小学生に、「今の気分はどうですか?」とヒーローインタビュー風のやりとりをして、会場を盛り上げた。いつかきっと。自分が支配下選手としてインタビューに答えるその日を、重ね合わせているようだった。

(サンスポ)

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