東京六大学野球 早大9-0慶大
早大が雪辱し1勝1敗のタイとした。リーグ戦初の2試合連続先発となったプロ注目左腕・小島和哉投手(4年・浦和学院)が7回無失点の好投で今季4勝目。打線も2本塁打を含む8安打9得点で秋春連覇を果たした慶大を圧倒した。
志願の連投で勝利を呼んだ。前日、打ち取った打球が安打となるなど不運も重なり8回3失点で敗戦投手。「自分の中ではタイムリーを打たれていない」と悔しさがこみ上げていた。試合後に監督室へ向かい、2回戦の先発を直訴。この日の朝の状態からGOサインが出た。
エース兼主将としての気迫がこもっていた。下半身に張りは感じたものの、肩、肘は問題なし。「軸を曲げない」と生命線である直球を信じた。毎回安打を許しながら、要所を締めて得点を許さず。雪辱に成功した。
勝ち点獲得へ3連投に関しては「帰って相談します」と含みを持たせた。大黒柱の奮闘が宿敵の11年春以来14季ぶりの完全優勝を阻止へカギを握る。
(デイリースポーツ)