第100回全国高校野球選手権記念南・北埼玉大会の開幕を翌日に控えた6日、県営大宮球場で開会式のリハーサルが行われた。入場行進でプラカードや100回記念横断幕を持つ女子マネジャーらが参加。小雨が降る中、県高野連役員の指導の下、約1時間にわたり進行の手順を最終確認した。
今年の式典担当は東部地区の女子マネジャーが分担する番だが、記念大会のため100回記念横断幕は西、南、北部の6人で持つことになった。熊谷商の橋本茉依さん(3年)は「記念大会の横断幕を持てることがうれしい」。浦和北の鈴木花林さん(3年)は「この機会に感謝したい」と心待ちにする。
大会プラカードを持って入場行進を先導する越谷西の土屋結菜さん(3年)は「158チームの中の代表という気持ちで責任を持ってやりたい」と気持ちを高める。
司会を担当するのは杉戸の小暮優花さん(3年)と春日部東の戸来瑞希さん(3年)。小暮さんは「球場の響き具合が難しい」。戸来さんは「声の跳ね返りに惑わされないように」と球場ならではの注意点を確認した。
杉戸の田村和代子さん(3年)と春日部東の松本渚さん(3年)は場内アナウンスを担当。田村さんは「とにかく大きな声ではっきりと」と力を込め、松本さんは「いよいよ始まるという気持ちを込めたい」と話した。
節目の大会で選手宣誓をする浦和学院の蛭間拓哉主将(3年)は緊張した面持ちで声の大きさなどをチェック。「先輩たちが積み上げてきた歴史を後輩たちにつなげられるように、堂々とやりたい」と意気込みを語った。
熊谷地方気象台によると7日の県南部の天気は曇りところにより雨。同日の予想最高気温は30度。
(埼玉新聞)