大会2連覇を目指す日本は1次リーグA組初戦で香港と対戦し、二回に打者24人を送り19点を奪う猛攻を見せるなど、大勝発進した。根尾昂内野手(3年)=大阪桐蔭=が二回に三塁打、本塁打、中前打、三回に二塁打を記録するなどサイクルヒットを達成し打線をけん引。先発した野尻幸輝投手(3年)=木更津総合=3回無安打無失点とするなど、香港打線を無失点リレーで封じた。
日本は二回、無死一塁で根尾が左翼線に適時三塁打を放ち先制した。さらに一死二、三塁とし、相手投手の暴投で走者が生還し追加点。さらに一死一、三塁から重盗が成功し、3-0とした。この後、一、三塁から小園の2点三塁打、奈良間の左翼線適時二塁打、中川の右翼フェンス直撃の適時三塁打、根尾のソロなど打者一巡の猛攻で9-0とした。さらに連続死球などで満塁にすると小泉、小園の2点適時打、中川、藤原の適時打などで10点。打者24人を送る猛攻で19-0とした。
三回、日本は二死一、三塁とすると、根尾の適時二塁打、蛭間の適時打など4点を追加し23-0とした。
四回には奥川(星稜)が登板し無失点。その裏の攻撃で3点を追加し26-0とすると、五回を市川(明徳義塾)が抑えコールド勝ち(規定は五回15点差、七回10点差)を決めた。日本はこの後、1次リーグで4日にスリランカ、5日に韓国と対戦。4チーム中、上位2チームが7日から始まる2次リーグに進出する。
1次リーグA組・第1戦
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
香港 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | ||||
日本 | 0 | 19 | 4 | 3 | x | 26 | 19 | 0 | ||||
(5回コールド) |
【香】 | WONG S.C、TSANG C.H、FONG M.H、CHAN Y.C-TAM H.K |
【日】 | 野尻、奥川、市川-小泉 |
本 | 根尾(日) |
三 | 根尾、小園2、中川2、野尻、藤原(日) |
二 | 奈良間2、藤原、蛭間2、根尾2、峯(日) |
浦学選手の活躍
蛭間選手は7番レフトでスタメン出場し、3打数2安打1打点だった。
2回裏、第1打席は無死二、三塁から三邪飛。第2打席は2死一塁から四球を選ぶ。第3打席は2死走者なしから二飛の当たりも捕球できず二塁へ(記録は二塁打)。第4打席は2死三塁から右への適時二塁打で1打点を挙げた。
個人成績
打撃成績 | |||||
位置 | 選手名 | 学校名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑥ | 小園 | 報徳学園 | 4 | 3 | 4 |
H9 | 峯 | 創成館 | 1 | 1 | 0 |
④ | 奈良間 | 常葉大菊川 | 5 | 2 | 2 |
③5 | 中川 | 大阪桐蔭 | 5 | 2 | 3 |
⑧ | 藤原 | 大阪桐蔭 | 3 | 2 | 2 |
⑨6 | 根尾 | 大阪桐蔭 | 5 | 5 | 5 |
①3 | 野尻 | 木更津総合 | 3 | 1 | 1 |
⑦ | 蛭間 | 浦和学院 | 3 | 2 | 1 |
7 | 板川 | 横浜 | 0 | 0 | 0 |
⑤ | 日置 | 日大三 | 1 | 0 | 0 |
1 | 奥川 | 星稜 | 0 | 0 | 0 |
1 | 市川 | 明徳義塾 | 0 | 0 | 0 |
② | 小泉 | 大阪桐蔭 | 3 | 1 | 2 |
H2 | 根来 | 常葉大菊川 | 1 | 0 | 0 |
計 | 34 | 19 | 20 |
投手成績 | |||||
選手名 | 学校名 | 回 | 打者 | 安打 | 自責 |
野尻 | 木更津総合 | 3 | 9 | 0 | 0 |
奥川 | 星稜 | 1 | 4 | 1 | 0 |
市川 | 明徳義塾 | 1 | 3 | 0 | 0 |