日本は2次リーグ初戦で台湾に敗れ、上位2チームで行う決勝へ進む可能性がなくなり、大会連覇を逃した。大会規定により、1次リーグの韓国戦に敗れた成績を持ち越した2次リーグで2敗となり、韓国に敗れた中国とともに2敗で3位以下が確定した。日本は1-1で迎えた四回から5日の韓国戦に先発した吉田輝星投手(3年)=金足農=が中1日で登板したが、味方のエラーなども重なり5回2失点。勝ち越し点を奪われると、台湾先発の左腕・ワン・イェンチェンの前に打線が2安打に封じられ反撃できなかった。日本は8日に同じく2敗の中国と対戦し、9日に3位決定戦を行う。
一回、日本の攻撃は3者凡退に終わった。その裏、台湾打線を柿木が3者凡退に抑えた。日本は二回、一死から四球で走者を出したものの、後続が凡退した。柿木はその裏、一死二塁とされると、続く打者に左前適時打を浴びて先制を許した。三回、反撃したい日本だったが、走者を出せず、無得点に終わった。その裏、柿木が二死二塁とされたが、後続を討ち取った。
四回、日本は一死二、三塁とすると、中川の左犠飛で1-1とした。その裏、2番手投手として、5日の韓国戦で先発した吉田(金足農)が中1日で登板した。吉田は二死一、二塁とされると、左前適時打を打たれ、勝ち越し点を与えた。さらに二死一、三塁とされ相手のセーフティーバントを三塁・中川が一塁へ悪送球しセーフ。その間に走者が生還し1-3とされた。
五回、反撃したい日本だったが、3者凡退に倒れた。その裏、吉田は走者を出しながら得点を許さなかった。六回、日本は走者を出せず無得点に終わった。その裏、吉田は台湾打線を3者凡退に抑えた。七回も日本は無得点。その裏、吉田が無失点としたが、球数が50球を超え、大会規定により8日は登板できなくなった。
日本は八回も吉田が力投し無失点。最後の攻撃に望みをつないだが、九回はチャンスを作れず、無得点に終わり敗れた。
スーパーラウンド・第1戦
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
日本 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 |
台湾 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 3 | 8 | 0 |
【日】 | 柿木、吉田-小泉 |
【台】 | ワン・イェンチェン-ダイ・ペイフォン |
二 | 野尻(日) |
浦学選手の活躍
蛭間選手は6番レフトでスタメン出場し、3打数無安打だった。第1打席は1死一塁から二ゴロ、第2打席は2死三塁から一邪飛、第3打席は2死走者なしから見逃し三振だった。
大会通算成績
選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 三振 | 四死 | 打率 |
蛭間 | 13 | 4 | 3 | 1 | 2 | .308 |
選手名 | 回 | 安打 | 三振 | 四死 | 失点 | 防御率 |
渡邉 | 3 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0.00 |
個人成績
打撃成績 | |||||
位置 | 選手名 | 学校名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑧ | 藤原 | 大阪桐蔭 | 4 | 0 | 0 |
⑥ | 小園 | 報徳学園 | 4 | 1 | 0 |
⑨ | 根尾 | 大阪桐蔭 | 4 | 0 | 0 |
③ | 野尻 | 木更津総合 | 3 | 1 | 0 |
⑤ | 中川 | 大阪桐蔭 | 1 | 0 | 1 |
⑦ | 蛭間 | 浦和学院 | 3 | 0 | 0 |
④ | 奈良間 | 常葉大菊川 | 3 | 0 | 0 |
② | 小泉 | 大阪桐蔭 | 3 | 0 | 0 |
DH | 日置 | 日大三 | 2 | 0 | 0 |
H | 根来 | 常葉大菊川 | 1 | 0 | 0 |
計 | 30 | 2 | 1 |
投手成績 | |||||||
選手名 | 学校名 | 回 | 安打 | 三振 | 四死 | 失点 | 自責 |
柿木 | 大阪桐蔭 | 3 | 4 | 2 | 0 | 1 | 1 |
吉田 | 金足農 | 5 | 4 | 2 | 2 | 2 | 2 |