浦和学院(埼玉)森大新監督(30)の本格的な指導が30日、さいたま市内の同校グラウンドで始まった。
掲げるテーマは「自律」。甲子園の2回戦敗退後、すぐに新チームは始動したが、ここまでは選手の自主性に重きを置いて練習していた。この日はシートノックやシート打撃の合間に選手を集め、戦い方や練習の意図などを細かく説明しながら指示を出していた。
埼玉県秋季地区予選(9月上旬開幕)から着用するユニホームは、これまでのタテジマ柄ではなく、10年秋季大会まで着用していたオールドスタイルを再び採用することに決めた。新監督は「偉大な先輩に後押しをしてもらい、伝統を受け継ぎたい。浦学ファミリーとして次の世代に引き継ぎたい」と話した。
甲子園まで指揮を執った森士前監督(57)は、新チームについて「期待と不安が混在しているが、経験者は残っている。みんなに成長してもらいたい」と話した。
(日刊スポーツ)
浦和学院野球部、新監督に森大氏 前監督の長男
浦和学院高校野球部の監督に森大氏(30)が24日付で就任した。先日の甲子園での一戦を最後に退任した森士氏(57)の長男で、同校の投手として、3年生の夏には甲子園のマウンドに立った。早稲田大や社会人経験を経て2016年から浦和学院でコーチや部長を務めた。同校教諭で体育を担当する。
新監督は「良い伝統を引き継ぎつつ新しい組織にアップデートしていきたい」と抱負を語った。