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浦和学院、大宮東を8-3で破り準決勝進出 秋季高校野球県大会

 秋季県高校野球大会第5日は2日、県営大宮とレジスタ大宮で準々決勝4試合を行い、上尾、浦和学院、浦和麗明、花咲徳栄がそれぞれ勝って準決勝進出を決めた。4強入りは上尾が4大会ぶり、浦和学院と花咲徳栄が2大会ぶり、浦和麗明が初となった。

 上尾は熊谷商を6-2で下した。四回に並木のスクイズで先制すると、この回6安打と集中打を浴びせて3得点。先発の辻岡が2失点完投し、流れを渡さなかった。

 浦和学院は大宮東を8-3で退けた。二回、内藤の左越え2ランで流れをつかむと、3-2の六回には大宮、伊藤、鈴木の適時打など打者10人の攻撃で5点を奪った。

 浦和麗明は6-3で秀明英光に競り勝った。一回、八木の適時二塁打で主導権を握ると、2-0の三回に2点を追加。2番手北村が終盤の追い上げを振り切った。

 花咲徳栄は春日部共栄を4-1で退けた。先発のエース黒川が8回2/3を2安打無失点と好投。四回に本田の中犠飛で先制すると、2-0の九回には3連打などで2点を奪った。

 第6日は4日、県営大宮で上尾-浦和学院(9時)、浦和麗明-花咲徳栄(11時30分)のカードで準決勝が行われる。勝者が秋季関東大会(18~21、25、26日・山梨)の出場権を獲得する。

浦和学院、一発に連打 効果的8点

 浦和学院は一発に連打と効果的に計8点を奪い、危なげなく勝利した。二回2死二塁、内藤が高めに浮いた変化球を捉え、先制2ランを放った。「配球を読んでいた」と捕手の強みを生かした一打で流れを呼び込んだ。

 1点差に詰められ3-2で迎えた六回、1死満塁の好機に「泥臭くでも走者を返したかった」と8番大宮がしぶとく右前適時打。自身も後続の適時打で生還し、一挙5得点で試合を決めた。

 打力で圧倒した勝利にも森監督は「無失点で終えたかった」と守備面での反省を口にした。準決勝の上尾戦については「プレッシャーに負けず、相手に向かっていきたい」と戦う姿勢を重視した。

(埼玉新聞)

試合結果

秋季県大会・準々決勝(10/2・レジスタ大宮)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
大宮東 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3 6 1
浦和学院 0 2 1 0 0 5 0 0 x 8 7 2
【浦】 伊藤、城間、日高、佐々木-内藤
【大】 岸アンジュ、本勝、木村、岸アマル-川北
内藤(浦)
鈴木2(浦)眞中(大)

打撃成績

 浦和学院
位置 選手名 打数 安打 打点
⑦8 鈴木 3 2 2
R8 坂田 1 0 0
荒居 1 0 0
1 城間 0 0 0
H 伊佐 1 0 0
1 日高 0 0 0
H 蜂巣 0 0 0
1 佐々木 0 0 0
法量 5 1 1
藤澤 3 0 0
西村 1 0 0
玉榮 3 1 0
内藤 1 1 2
⑥7 大宮 4 1 1
①6 伊藤 4 1 1
27 7 7
 大宮東
位置 選手名 打数 安打 打点
白石 4 1 0
高原 1 1 0
①7 岸アン 4 1 0
川北 3 2 1
⑦91 岸アマ 4 0 0
眞中 4 1 2
⑨3 小池 3 0 0
H 三村 1 0 0
平尾 0 0 0
H 河野 1 0 0
1 本勝 1 0 0
19 木村 2 0 0
下川 3 0 0
H 武田 1 0 0
32 6 3

投手成績

 浦和学院
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
伊藤 4 3 2 0 1 2 2
城間 2 1 2 1 0 0 0
日高 2 2 2 1 0 1 1
佐々木 1 0 1 0 0 0 0
9 6 7 2 1 3 3
 大宮東
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
岸アン 2 1 2 2 0 2 2
本勝 3 1/3 3 4 4 0 4 4
木村 0/3 3 0 0 0 2 1
岸アマ 2 2/3 0 2 3(1) 0 0 0
8 7 8 9(1) 0 8 7

チーム成績

TEAM 攻撃 守備
三振 四死球 犠打 盗塁 残塁 失策 併殺
浦和学院 8 9 3 0 7 2 1
大宮東 7 3 0 1 6 1 1

効果的に得点した浦和学院が大宮東を退けた。浦和学院は二回、2死二塁で内藤が左越え2ランを放ち、主導権を握った。三回に法量の左前打で追加点を奪うと、3-2の六回には大宮、伊藤、鈴木の3連続適時打など打者10人の攻撃で一挙5点を挙げた。投げては先発伊藤ら4投手の継投で逃げ切った。大宮東は計9四球を与えるなど、投手陣が精彩を欠いた。

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