浦和学院野球部、石巻で支援・交流活動実施

 12月21日~23日まで、本校野球部生徒・教職員の総勢75名が石巻で、交流活動を展開しました。今回は、保健医療コース、特別進学コースに続く、生徒主体の活動です。3日間は、あっという間に過ぎてしまいましたが、笑顔あり、涙ありの多彩な活動が展開されました。

 教職員スタッフ3名で撮影した写真点数は1,400枚。すべてをお伝えできませんが、写真とYOU TUBEによるビデオをご覧ください。多くの説明がなくとも、活動の全容が心ある皆様に通じることと思います。是非、最後までご覧ください。

野球部、それぞれの「思い」を石巻へ

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【左】出発前の荷物準備【右】クリスマスカードは生徒会役員が担当した

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【左】午前6時、門脇小学校前で説明を受ける
【右】石巻専修大学にて、早朝より食事をとらせていただいた

日程

平成24年12月21日(金)0時30分頃出発~12月23日(日)6時頃到着

目的

①生徒・教職員が被災地の現状を知り、「何を感じ・考え・行動する」きっかけとする。
②日頃の生活(野球部活動)がいかに恵まれた環境であるかを実感し、同じ日本で、懸命に生活されている方々の境遇を知る。また、自分自身のあらゆる面での成長につなげる。実際に被災地にある中学校体育館で、震災当時と同様の生活を体験させていただく。
③多感期の生徒たちが、被災地でのボランティアを経験し、今後の生活の中でその教訓を活かし、伝えていく役割を担う。
④被災地の園児・児童・生徒さんと接し、「今、浦学にできること」を実践する。
⑤往復バスにて車中泊を経験することで、「甲子園応援」に感謝の気持ちを涵養(かんよう)させる。

参加数

1年21名、2年25名、3年19名、教職員・スタッフ10名 計75名

引率者

団長 高間部長
指揮 富岡部長、森監督、三浦先生、内田先生、中村コーチ、小崎コーチ
総括 車谷部長、市川主幹、(遊楽社田村社長)

 12月21日~23日(車中2泊、北上中学校1泊)の行程で、野球部が「石巻交流活動」を行った。昨年に引き続き計画されたこの活動は、3年生による自主的な参加申し出もあり、野球部員65名、教職員10名による総勢75名の編成となった。「来年も必ず来ます」の約束を果たしてくれた3年生部員には心から感謝したい。

 20日22時部室に集合、2時間半を超えるミーティングと事前指導。その後、バス2台に大量の物資と食材を積み込み、一路石巻へ。2・3年生は、二度目、三度目の被災地入りになるため状況の把握、昨年との比較を肌で感じられるが、1年生は、「瓦礫が片付けられた被災の跡地」だけを見て、どう感じるのであろうか一抹の不安もあった。この時期になってからの視察先選定には気を配る。(一日も早い復興を願う反面、現地の方々の「被災地を一度は見てほしい」という思いを伝えるためには、瓦礫はほぼ撤去され、全壊した建物も取り壊しが進んでいる)。

 「伝える」という目的から、最初の目的地を石巻工業港から門脇小学校に設定した。早朝6時、目的地に到着した。一面は冠水し、残された建物には窓がなく、黒焦げの校舎があの時のまま。1年9カ月という年月を「生徒たちはどのように見つめ、感じ、考えているのだろうか」。これから、東日本は「片付いた」→「復旧」→「復興」へと進んでいかなくてはならない。今回の石巻訪問は21回目となり、本校生徒たちが現地の方々からたくさんの「エール」をいただく形となり、「支援」から「交流」としての継続は、お互いの気持ちを確かめ合う実り多いものとなった。

 しかし、今、この瞬間「私たちが少しでも寄り添うこと」「心配してあげること」がもっとも必要だとお伝えしたい。進まぬ『復興』に疲れてきているから…。都会では、忘れられたように「イルミネーション」が輝く。とても複雑な心境だ。そして、ここからの一年が、前に進むために一番大切な時期なのかもしれない。

鹿妻保育所

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 浦学メインの交流先である「鹿妻保育所」。野球部が甲子園出場した際「おにいちゃんがんばって」の横断幕を作ってくれた保育所だ。石巻専修大学から2班に分かれての行動。3年生を主体とする「北上班」が早朝より保育所へ。さっそく、登園した園児のみなさんとお遊び。年長さんは、甲子園の試合をテレビ応援してくれただけあって、すぐに溶け込み、園庭は笑顔であふれた。

 阿部所長さんより「首を長~くして待っていました」と、ご挨拶をいただき、その後、ラジオ体操石巻バージョン、演劇の披露、工作づくりなどを一緒に行い、最後は、クリスマスプレゼントを一人一人に手渡し、あっという間の90分を過ごした。

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【動画】鹿妻保育所 一緒にラジオ体操 石巻方言バージョン
http://youtu.be/FGnh1Xt3jF0

【動画】鹿妻保育所 内田先生が縄跳び
http://youtu.be/_I3lUfugsLM

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【写真右】お礼にサンタのバッチを作ってくれた

大須中学校

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 大須中学校は、雄勝中心部よりさらに10キロ、山間深く太平洋に面した絶景地に学校がある。岩佐勝校長先生以下、生徒14名の中学校だ。全員がバドミントン部員で、石巻地区ではトップクラス。県大会の常連校。本校の訪問は、10月に続き2回目、生徒は初めてである。

 1・2年生を主体とした「大須班」、予定通り午前10時に到着した。生徒の皆さん、教職員の皆さんが、「栄冠は君に輝く」の行進曲でホールにて出迎えてくれた。その後、校舎清掃を一緒に行い、女子生徒皆さんがカレーライスを振舞って下さった。隠し味にチーズが入った(?)とてもまろやかな上品なカレーライスだ。ホールで輪になって、中学生と食事をすることで、コミュニケーションも深まる。双方の生徒にとって最良の教育効果となった。

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 手厚い歓迎。式次第が掲げられ、野球部の生徒を手拍子と「栄冠は君に輝く」の曲で出迎え、歓迎して下さった。岩佐校長先生は、「多くの支援に感謝しています。遠い雄勝まで、ようこそお越しくださいました。皆さんの甲子園での活躍はとても励みになります」と話された。午後から、岩佐校長先生独自の作成資料で45分間の講義をして下さり、机上の学習時間も設けて下さった。

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大須中学校の生徒さんからカレーライスが振舞われ、その後野球部生徒とブラジル体操で共有した時間を過ごす

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「頑張れ、浦和」とエールの激励。森監督も感極まり、返礼のエールを監督挨拶を行った。

【動画】大須中学校 中学生が「浦学生」へ応援エール
http://youtu.be/2cW2BOqeOis

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半日という短い時間であったが、雄勝と浦和の距離を縮めるには十分であった。是非、浦和に招待したい。

北上中学校

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 今回の最終目的地である北上中学校には、13時「北上班」が先に到着し、終業式を控えた北上中学校100名の生徒さんにクリスマスプレゼントを手渡した。3年生主将の明石飛真(新座市立新座中学校出身)は、「昨年に続き北上に来ることができ、皆さんの元気な姿に安心しました」と挨拶した。

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21時から畠山卓也校長先生による、講義が行われ1・2年生と教職員が受講した。被災地の問題点などが告げられた。

北上中学校で炊き出し 3年生「北上班」

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炊き出しメニュー:豆乳鍋、サムジャン丼、煮物(5品)、さつまいものレモン煮

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仮設住宅への呼び掛け、ふれあい、お年寄りには炊き出しの配達まで行った

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【左】丼ぶり班【右】豆乳鍋煮方

【動画】北上中学校 炊き出しの様子(200名分の豆乳鍋)
http://youtu.be/TxrxPFFRu4k

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【左】鍋サービス班【右】さつまいも仕込み班

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【右】生徒に指導する田村社長(OB)

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【左】煮物サービス班【右】清掃班は玄関を清潔にしてお迎えした

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校舎使用後はすべてを清掃。北上中生とふれあう野球部生徒たち。こんなたわいないことが、大いに必要な環境だ。

雄勝庁舎跡地 硯組合

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【写真】作業開始にあたり、高橋組合長から挨拶を受ける

 雄勝町は壊滅してしまった。人口も四千人近くいたが、今では千名を割ってしまったという。22日、1・2年生「大須班」は、大須中学校の仲介で、雄勝町総合庁舎にある硯組合の支援活動を行った。日本一の硯(すずり)の生産地。庁舎の硯を丁寧に剥がす作業だ。その硯は仮設庁舎の壁に再利用されるという。

 硯組合長の高橋氏は「全壊した庁舎の取り壊しが決まった。残念でならないが、地元の原石である硯を再利用するためタイル剥がしをお願いしたい」と挨拶。団長の高間野球推進部長は「貴重な体験で勉強になる」と話し、作業場が海岸に面しているため、前日に確認した「避難場所」を指示してから作業開始。お昼は、「北上班」から炊き出し弁当が差し入れされた。

 高橋氏は「手の込んだ差し入れに感謝する。タイルも予定の倍以上取ることができた」と、厳寒での作業を労ってくれた。

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【動画】旧雄勝町総合庁舎 「雄勝硯」壁面撤去
http://youtu.be/DNzdtUL9da4

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津波は庁舎3階まで押し寄せた。議場には海水がそのまま残り、生徒たちは言葉を失った。

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【左】15時、作業を終了し「北上班」「大須班」が集結。畠山先生からは、感謝の言葉をいただいた。
【右】3月で定年退官される畠山校長。誰からともなく「よし」と声がかかり、全員で先生を胴上げ、喜んでいただいた。

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北上中学校を後にした一行は、大川小学校で供花。それぞれの思いで祈りを捧げた。

 そして、街灯が1カ所もない北上地区から鹿妻地区へ向かった。鹿妻地区も石巻湾に近い海岸線。ほんの少しだけ、スーパーや家が復旧してきてはいるものの、子どもが一人で歩くには心配が残る状況だ。北上中学校畠山校長先生の講義から「がれき処理で止まって、その先に進まない。仮設の入居が2年から1年延長されたが、何も見えず身の振り方に懸念が残る」という言葉そのままだ。

鹿妻・子鹿クラブ

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 暗い街並みから体育館を開けると、元気の良い集団が整列して出迎えてくれる。いつもの光景だ。保護者・スタッフの方々もすべて教育が行き届いている。

 「お願いします」という挨拶を受け、昨日まで一緒にいたかのように活動が始まった。子鹿の子どもたちは浦学のお兄ちゃんたちが大好きだという。12月7日の津波警報で浦和訪問が中止になっていただけに、再会も待ち遠しかったようだ。野球の練習のみならず、炊き出し弁当を一緒に食べ、たわいない話で3時間はあっという間に過ぎてしまった。

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新チーム主将の和田君(5年)から丁寧な挨拶を受けたあと、子鹿クラブの全員で浦学の校歌を熱唱してくれた。その模様は、ビデオでご覧いただきたい。(3番の歌詞をすべて暗記して披露、高校生もびっくり)

【動画】鹿妻・子鹿クラブ 小学生が「浦学校歌」熱唱
http://youtu.be/vmABWO_B3-M

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子鹿クラブさんの発案で、寄せ書きの横断幕が事前に用意され、互いに交換した。浦学も出発前日に3年生が懸命に仕上げてくれた。ロゴを形どりなかなかの傑作だ。

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裏方編

 これだけの計画には、必ず裏方の支えがある。野球部生徒の交流活動にも頭が下がるが、学校でクリスマスカードを用意してくれた生徒会の生徒、忙しい中荷物の準備をしてくれた事務職員にも感謝したい。

 最後に、登米市にある南方ナーシングホーム翔裕園(真壁施設長・進藤事務長)、仙台市にある国見ナーシングホーム翔裕園(矢内事務長代理)も協賛下さり、野球部生徒にケーキの差し入れもいただきました。また、野球部OBでもあり遊楽社の田村雅樹社長には、食材の調達から炊き出しの段取りまですべてを補って下さいました。感謝申し上げます。

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【左下】社会福祉法人元気村、翔裕園さんからの差し入れ
【右上・右下】滞在中の食事もすべて自炊、80食分を田村氏一人で段取り。野球部生徒が配膳した

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【左】荷物の準備も野球部生徒が担当

 ↓詳細はクリックしてご覧下さい。
 24.12.21~23 第21回石巻交流活動

(浦和学院高校公式ホームページより)



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