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オリックス・榊原、初勝利ならずもプロ初先発で5回無失点の好投

 オリックスの榊原がプロ初先発し、5回無失点と好投した。六回に救援陣が打たれて初勝利はならなかったが、二塁すら踏ませず「先輩方が(三回に)取ってくれた1点を、5イニング投げて守れたのはうれしい」と手応えを口にした。

 埼玉・浦和学院高から育成ドラフト2位で入団して2年目の今年3月に支配下選手に昇格した。持ち味の投げっぷりの良さを存分に発揮。四回には近藤を内角への直球で見逃し三振に仕留め「一番いいバッターと思っていた。三振に取れたのは自信になった」と笑みを浮かべた。

(サンスポ)

プロ初先発 オリックス榊原、5回無失点も初勝利ならず

 プロ初先発のオリックス榊原翼投手(20)が5回を1安打無失点と好投した。

 最速149キロの直球とフォーク、カーブ、スライダーとキレのある変化球で日本ハム打線を圧倒。ヒットは2回1死からレアードに許した左前打1本だった。2点リードの6回にチームが逆転され、プロ初勝利は手に出来なかった。

 榊原は「テンポよく、自分のピッチングをすることを意識してマウンドに上がったんですが、とても緊張しましたし、1回、2回はボールが上ずってしまいました。3回以降はファームで練習してきた、いつも通りのピッチングをすることができたと思います」と振り返った。

(日刊スポーツ)

プロ初先発の榊原は5回無失点も初勝利ならず

 オリックスの先発・榊原翼投手(20)は5回1安打無失点で降板。この試合がプロ初先発の高卒2年目右腕は好投を見せたが、2番手・山田が6回に逆転を許し、プロ初勝利とはならなかった。

 「テンポよく、自分のピッチングをすることを意識してマウンドに上がったんですが、とても緊張しましたし、1回、2回はボールが上ずってしまいました」と振り返った榊原。1安打1四球の快投を披露し「3回以降はファームで練習してきた、いつも通りのピッチングをすることができたと思います」とコメントした。

(スポーツ報知)

オリックス榊原、堂々の初先発

 オリックスはプロ初先発の榊原が5回1安打無失点と好投。勢いのある直球にフォークとカーブを効果的に交えた。四回は近藤を内角の直球で見逃し三振に仕留め、「自信になった」と振り返った。

 育成選手として昨年入団し、今年3月に支配下登録に。4月1日のプロ初登板では1死も取れずに5失点で降板したが、「ファームでコーチに低めに投げる指導を受けてきた」という。救援が打ち込まれて初勝利は逃したが堂々の内容。福良監督は「よく投げていた。もう少し緊張すると思ったが」と笑顔で力投をたたえた。

(時事通信)

オリックス榊原、次こそ記念星 5回1安打0封もプロ初先発初勝利ならず

 プロ2年目、20歳のオリックス・榊原翼投手(20)が堂々と日本ハム打線に挑んでいった。初回先頭の西川にはボールからストライクに変化するフォークで意表を突き見逃し三振。四回には近藤を内角低め147キロ直球で見逃し三振に斬りガッツポーズも飛びだした。5回1安打無失点。球数を考慮されて降板となり、救援が打たれて白星は消えた。

 「先輩方が1点取ってくれたのを絶対守ろうと思いました。5イニングでしたが守れたのはうれしいですね」

 MAX149キロの速球にどの変化球でもストライクが取れる投球が持ち味。福良監督は「勝たせてやりたかった。次もチャンスあります」と高評価した。

 勝てば球団の育成入団選手としては初勝利だった。この自信を胸に、次こそ記念星を挙げる。

(デイリースポーツ)

心優しき右腕、オリックス・榊原、応援を背にプロ初白星を

 担当記者としてチームに密着していると、「ファンに愛されてほしい」という思いを選手に対して抱くことがある。今年、支配下登録を勝ち取った高卒(浦和学院)2年目右腕・榊原もその一人だ。プロ初先発の9月17日・日本ハム戦(札幌D)、5回1安打無失点の好投も、降板後にチームは逆転を許しプロ初勝利はお預けとなった。好投も印象に残ったが、5回にマウンドを降りるとき、バックを守った野手に対して丁寧にお礼を言っている姿が右腕の人柄をあらわしているようだった。

 思えば、初めて彼を魅力的だと感じたのは、選手としてというよりは、その人間性。今春、宮崎キャンプでの休養日に榊原ら若手選手が宮崎市内のみなみのかぜ支援学校を訪問。ゴムボールを使った的当てゲームでは、元気に子どもたちと遊ぶ右腕の姿が印象的だった。児童の中には、大勢の視線を受ける中で緊張したのか、初めてのゲームにとまどったのか、ボールを持ったまま立ちつくす子には、目線を合わせて声を掛けながらボールの投げ方を教えていた。

 榊原が持つ優しさは生い立ちにも関係がある。父は小4のときに脳梗塞で倒れ、現在も千葉県内で入院中。そんな中、榊原を伯母が親代わりで育ててくれた。「お父さんに会えるのは年1回くらい。病気で言葉とか話すことはできないんですが、テレビは見られるので。お父さんとおばさんにその姿を見せたい」。その思いで腕を振ってきた。

 キャンプでの特別支援学校訪問では、新たな気付きもあったという。「いろんな子がいて、コミュニケーションがうまくとれない中で、どう伝えたらいいのか難しいなと。父をみてくれている看護師さんたちもそうなのかなと思いました」。野球選手として生きていく中で、いろいろなことに気付かされ、感謝の思いを募らせている。

 プロ初先発を終えると「次回、チャンスがあれば」と次回登板でのプロ初白星への意気込みを口にした。心優しい榊原が、ウィニングボールを手に笑顔を見せるシーンが、近い将来に実現することを願ってやまない。

(スポーツ報知)

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