公式戦初出場が関東大会の決勝だった。2番手として登板し、3回を2安打無失点に抑えた1年生左腕の中山は「ちょっとびっくりしている。すごく緊張したけど、周りの声が心強かった」と初々しい笑顔を見せた。
持ち球は直球とカーブのみだが、「コントロールが良かった。真っ直ぐの切れで勝負していきたい」と頼もしい口ぶり。絶対的エースがいないチームで一躍メンバー争いに名乗りを上げた。
「3年のときにエースでマウンドに立てれば」と控えめだが、「先輩の良いところを盗んでいきたい」と背番号11は貪欲さも見せた。
(埼玉新聞)