この夏注目の8人 浦和学院・島津裕真一塁手

 第91回全国高校野球選手権埼玉大会は7月10日から、県営大宮など11球場で158チームが参加して開幕する。今大会は群雄割拠の混戦が予想され、例年以上の熱い夏になりそうだ。戦乱を盛り上げる注目の8人を紹介する。

◇2度の敗戦が原動力

 4年連続、夏の甲子園出場へ。春の関東王者の肩書を引っさげて挑戦するチームを、強烈なキャプテンシーとともに、主砲として、プレーでもナインを引っ張る。

 趣味は「バッティングセンター通い」。練習後に300球を打ち込む日もあるというほどの打撃好き。左打者で器用に打ち分け、ここぞの場面で勝負強い。春の関東大会決勝の常総学院(茨城)戦では、中前に先制打を放ってチームを勢いづけ、快勝に結びつけた。

 二つの敗戦が闘争心をかき立てている。埼玉史上初の3連覇を成し遂げた昨夏、唯一の2年生レギュラーとして、甲子園のグラウンドに立った。優勝候補・横浜(神奈川)との1回戦、3番打者として期待されたが、「今までと全く環境が違う」と、緊張が体を縛った。3打数無安打1三振で、チームも5-6と競り負け、3年連続の初戦敗退。「足を引っ張ってしまった」と悔し涙を流した。

 新チームで臨んだ昨秋の県大会では、初戦で滑川総合に敗れた。「10月4日滑川戦 0-3 完封負け」。帽子のつばの裏側に書き込んだ。「悔しさを忘れないために」

 冬場の厳しい練習を乗り越え、チームは春季県大会を制し、関東大会でも頂点に立った。県大会決勝では、七回に犠飛を放ってリードを広げるなど活躍。県大会、関東大会を通じて打率3割4分2厘をマークした。

 だが、おごりや慢心はない。「本番は夏」ときっぱり。「自分には野球しかない」と言い切り、「一戦必勝。そして全国制覇」。

(埼玉新聞)



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