第83回選抜高校野球大会に出場する32校が28日、決定した。「校長先生を胴上げするぞ」。浦和学院・森士監督の掛け声で、出場決定を伝えに来た小沢友紀雄校長が選手に囲まれた。「いくぞ」の声とともに、小沢校長が宙を舞った。7回目のセンバツ出場。昨夏の埼玉大会は準決勝で敗れたが、新チーム結成後、60試合を超える練習試合で力を付けて関東大会を制し、明治神宮大会で4強入り。「一試合一試合積み重ねて優勝目指して頑張りたい」。小林賢剛主将は胸を張って「全国制覇」を目標に掲げた。
(毎日新聞)
■浦学公式ホームページより
短いようで長かった6年間。夏の甲子園には10回出場している本校野球部も、春の選抜甲子園は6年ぶりの出場となり、春夏合わせて17回目の甲子園である。
昨秋の関東大会で千葉経済大学付属高校・横浜高校・東海大学付属相模高校の強豪校を破り、関東を制覇。初めて明治神宮野球大会にも出場し、全国ベスト4入りを果たした。それらの成績をもとに、学校の評価も加わり、選抜大会への切符を手にすることができる。「関東優勝」という大きな結果を残したため、ほぼ当確の下馬評はあるものの選考結果を直接受けるまでは、待ちの心境を隠せない。
1月28日、午後3時13分。日本高野連から電話が入り、本校校長室へ転送された。小沢理事長・校長の「ありがたくお受けさせていただきます。」と終始笑顔で返答され出場が確定した。
引き続き記者会見、全校生徒への校内放送、垂れ幕投下、野球部員への出場報告が行われた。
グラウンドでは、いつも通り練習をしていた野球部員が瞬時に集合。小沢校長から選考結果の報告と「君たちは本当に良く練習している。その成果を発揮して甲子園でも全国優勝目指して頑張って欲しい」と激励した。
出場決定の知らせを受けた、学校活性化委員会の教員数名とソングリーダー部員27名が野球部グラウンドに集まり、出場を祝った。
代表して、ソングリーダー部部長の篠原沙英さん(2年K組さいたま市立岸中学校出身)は、「野球部の皆さん、出場おめでとう!私たちも一致団結して応援しますので、甲子園でも頑張って下さい」と挨拶した。
◇野球部部長 富岡慎介
浦学ふぁみりーをはじめとする関係各位の多大なるご支援により、関東代表として選抜大会に出場することになり、感謝の気持ちで一杯であります。
選手たちは甲子園の舞台でも、浦学野球を結集し、一人ひとりの力を十二分に発揮してくれると思いますので、引き続き熱いご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
◇野球部監督 森士
6年ぶりの選抜出場を受け、喜びに耐えません。学校関係者はもとより応援をしていただいているすべての皆様に心から感謝申し上げます。
春・夏7年間を通して校歌を歌っていないので、是が非でも1勝をしたいと思います。そして勝利を積み重ねて最終的には甲子園を満喫していきたいと思います。
日頃から応援していただいている、浦学ふぁみりーの方々に勇気と感動を与えられるような高校生らしいプレーをパフォーマンスできるように出場までの時間に準備したいと思います。試合日には、アルプススタンドまで足を運んでいただき「ファイヤーレッド色」の応援でご声援いただきますようお願い申し上げます。
◇野球部主将 小林賢剛遊撃手
甲子園では1回でも多く校歌が歌えるよう、一戦一戦高校生らしく戦います。応援宜しくお願いします。