浦学、沖縄滞在を延長　欠航で６時間足止め

　第８３回選抜高校野球大会（２３日から１２日間・甲子園）に備え、３日から沖縄遠征に出掛けていた浦和学院は１１日午後、東日本大震災の影響で羽田空港へ帰る航空便が欠航になり、沖縄滞在を１４日まで３日間延長した。

　１１日に宿をチェックアウトした後、那覇空港で欠航を知ったチームは同日中に別の宿を手配し、緊急宿泊した。空港では預けた荷物が手元に戻らないなどの混乱があり、約６時間の足止めを食らった。森監督は「選手はちょっと疲れているけれど大丈夫。これからが大変」と疲弊した様子だった。同校に残っていた野球部顧問の安保教諭らによると、週末の１２、１３日の便はすでに満席で、チケットを取れる最短が１４日夜の便だったという。

　１２日午前に浦和区の調神社で予定されていた必勝祈願は、一足先に埼玉に戻っていた富岡部長らが代理で行った。１３日に同校で組まれていた甲府商（山梨）との練習試合は中止となった。

　１５日には大阪市内で組み合わせ抽選会が行われる方向で準備が進められており、森監督、小林主将らは埼玉に戻らず、１４日に直接大阪入りする。

◇練習試合

■１１日・八重瀬町東風平球場

▽本塁打　沼田、柴崎（浦）
▽三塁打　笹川、小林、小野、今栄、明石（浦）
▽二塁打　小林、沼田、西岡２（浦）知念、大城、玉寄（沖）

（埼玉新聞）