第83回選抜高校野球大会(日本高野連・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の開会式のリハーサルが22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であった。23日の開会式は東日本大震災に配慮し、グラウンドを一周する入場行進を取りやめるなど簡素化される。
リハーサルでは、外野に集まった各校の選手たちが内野まで前進。浦和学院のプラカードを持って先頭を歩いた記録員の小泉誠君(3年)は、入場行進がなくなったことについて、「ちょっと残念。でも出られるだけで幸せ」と話した。打撃の中心、沼田洸太郎選手(3年)は「緊張よりもわくわくする。一球に食らいつくプレーをしたい」と胸を躍らせていた。
一塁側スタンドでは、ベンチ入りメンバーにならなかった野球部員が見守った。室町辰徳君(3年)は、「ベンチから外れた悔しさを置いて、チームが勝つために一つでも多くサポートがしたい」と言った。
(朝日新聞埼玉版)
◇選抜開会式リハ 浦学 士気高める
第83回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた22日、5日目の第2試合で鹿児島実(鹿児島)と対戦する浦和学院の選手らは、あこがれの舞台の感触を確かめながら、士気を高めた。
選手らは午前6時に起床し、宿舎周辺のごみを拾いながら散歩。朝食後、8時に球場入りした。リハーサルでは、校名入りのプラカードを持った小泉誠記録員を先頭に、バックスクリーン前から内野まで手足を大きく振って行進した。
小林賢剛主将は「東日本巨大地震の被災者に直接、言葉はかけてあげられないが、全力プレーが希望や感動につながれば」と話した。
(読売新聞埼玉版)
◇浦和学院、緊張の面持ちで開会式予行演習
第83回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、浦和学院ナインは緊張した表情でリハーサルに臨んだ。開会式は23日午前9時から行われ、浦和学院は27日の大会第5日第2試合で鹿児島実(鹿児島)と対戦する。
東日本大震災の被災地への配慮から入場行進は取りやめ。バックスクリーン前に整列したナインらは、マウンドまでの約60メートルを堂々と前進した。
(毎日新聞埼玉版)