3.11大震災から1ヶ月。「今、浦学にできること」を校内、校外に発信しています。浦和学院高校独自の動きに熱い声をいただき、その使命を感じています。
「一人では何もできないが、浦学さんの動きに加えて!」
「ホームページを見て、野球道具を持ってきました。」(多くの一般の方)
「人がやっていることに便乗しているだけの自分ですが…」と、
浦和学院高校からの呼び掛けに前回のペットボトルに続き、たくさんの野球用具が寄せられました。本当にありがとうございます。只今、区分け整理中です。分かりやすく表示をして送ってあげる予定です。
野球用具の中にお便りをいただきました。 お手紙紹介.pdf
◇お手紙紹介
浦和学院 東日本震災対策本部様
東日本大震災から1ヶ月が過ぎ、新緑が鮮やかな季節となりました。東日本震災対策に関する活動、お疲れ様です。長男が浦和学院に在籍し、お世話になっています。浦和学院HPを拝見しています。震災後、TVや新聞で見る被災地の状況が信じられず『夢であってほしい』と思っていましたが、浦和学院のHPで被災地の写真報告を見て『やっぱり事実なのだ・・・。』と涙が止まりませんでした。天災とはいえ、悲しい出来事です。
我が家は岩手県盛岡市に住んでいたことがあります。とても良い所です。岩手県の高校球児の方々が少しでも練習に役立てることのできる用具ということで、ソックスと硬球を送ります。購入したお店(埼玉スポーツ)の方に、硬球の事を相談した中で「岩手県に送るのです。」という話をしましたら、ソックスを2セットサービスして下さいました。『岩手県に元気な声が響き渡り、笑顔があふれますように!』
私は子供のころから、高校野球が大好きです。高校球児のひたむきな姿が大好きです。初めて浦和学院野球部の試合を観戦したのが、ちょうど二年前、大宮県営球場での春季県大会です。(それまでTV、新聞、雑誌などで知っていました。)凛とし、きびきびとし、はつらつとプレーする姿に、一瞬で大ファンになりました。それ以来、ほとんどの試合を観戦し、北浦和・水戸・千葉・神宮球場、そしてこの春はいつも頑張っている浦和学院の野球部を応援したいと思い、次男と共に甲子園に行きました。甲子園のアルプススタンドで、浦学ファイヤーレッドのポンチョと帽子を身につけ、メガホンを持って、浦和学院の野球部を応援できたことは、大切な思い出となりました。若人が元気に、はつらつと真剣に何かに取り組む姿は、人々を元気にすると思います。いつも、はつらつとプレーする浦和学院野球部から元気を頂きます。ありがとうございます。
選抜大会の『一生懸命、一球一球にくらいつき、被災者の皆様に勇気と希望を届けられるようプレーします。』という甲子園からのメッセージ。被災者の方々に、浦和学院の試合を観たすべての方々に、メッセージは届いたと思います。
浦和学院 東日本震災対策の活動に微力ですが、これからも参加させて頂きたいと思っています。よろしくお願いします。東日本震災対策本部の皆様も、お身体を大切にお過ごしください。
追伸:浦和学院野球部の皆様宛のお手紙をお渡し下さいますようお願い致します。
◇校長方針
「一人ひとりが何かを感じ、考え、すぐ行動すること。自分たちに何ができるか、大震災の教訓を教育に活かすこと」が定着しています。その中から形になっている内容を紹介します。
◇外部への動き
《東日本大震災対策本部》
4月24日から4月27日まで第4回目の被災地支援のため石巻専修大学様及び石巻市内避難所へ直接職員を派遣します。今回の派遣は、物資+今後必要なことの現地調査を基本としています。
1.マスク 8,000枚、生理用品500セットなど
(保護者の会役員、松尾様からご寄贈いただきました。是非、被災地へ)
2.「石巻市の子供たちを元気にする会」(仮称)結成へ
3.携帯型心電図のPR「元気な方こそ検診が必要」
(医学博士である小沢校長の即時測定診断。被災地から本校健康科学センターへデータ送信で、即時結果伝達。)
4.散水車の継続貸与 街の復旧に役立たせる
5.飲料水・お茶などの差入れ
《野球推進部・事務部》
野球用品の呼び掛けをした所、多くの用品が集まりました。新品を購入して送って下さった方もいらっしゃいます。4月22日で一旦締め切りさせていただきます。高校野球用品は、岩手県高校野球関係者へ送付し、県内に配付予定です。(後日、支援者一覧を掲載させていだたきます。)
◇校内の動き
《全校生徒》
大震災から感じたことを作文にしています。校内は、「節電と節約」を徹底しています。継続して義援金活動を展開しています。
《生徒活動部》
NPO共生フォーラム様からの依頼に基づき、ポスターを作成し被災地に送ります。全部活動からのメッセージと個人名で、お年寄りに元気になってもらえれば。その協力要請が、4月22日部活動キャプテン会議にて行われました。
【写真】協力要請する川島仁志生徒会長(吉川市立中央中学校出身)と清水教諭
《健康科学センター》
(保健医療クラス)
・老人介護施設などでの医療系ボランティアに対応できるよう準備を開始した。
(Peerっ子ルーム カウンセリング室)
・「絵本を読み聞かせ隊」を募り、ボランティアに対応できるよう準備を開始した。
こんな取り組みが、被災者の方々の元気に少しでも役立つといいですね。石巻市から発信できる状況であれば、ホームページにて情報公開をさせていただきます。3週間前より復旧が進んでいることを願って・・・出発します!
東日本大震災対策本部
(浦和学院高校公式ホームページより転載させていただきました。野球用具のご協力ありがとうございました。)