広島は30日、大竹が右手小指基節骨粉砕骨折と診断されたと発表した。4週間の固定期間を経て、様子を見ながらリハビリを開始する。大竹は28日の日本ハム戦で打球を右手に受け、出場選手登録を外れていた。
(スポニチ)
◇広島・大竹、「右手小指基節骨」骨折…長期離脱へ
広島・大竹寛投手(28)が30日、群馬県館林市内の病院で右手の検査を受け「右手小指基節骨粉砕骨折」で4週間の患部固定と診断された。
同投手は右肩痛からの復帰2戦目となった28日の日本ハム1回戦(札幌ドーム)で打球を右手薬指、小指に受け途中降板。翌29日に出場選手登録を抹消された。リハビリについては4週間後の状態を見てから決めるが長期離脱は避けられない見通しとなった。
(スポニチ)
◇大竹、前半戦絶望的 右手小指骨折
右手に打球を当てて29日に出場選手登録を外れた広島の大竹寛投手(28)が30日、群馬県館林市の病院で精密検査を受け「右手小指基節骨粉砕骨折」と診断された。小指の付け根の骨が折れた状態。手術はせず、4週間ギプスで固定した後、筋力回復などのリハビリを始める。前半戦の復帰は絶望的とみられる。
▽先発ローテ再編へ
大竹は28日の日本ハム戦(札幌ドーム)の二回、打球を右手の小指と薬指に受け、降板した。今季は右肩痛を訴え、開幕から離脱。復帰を果たした21日のオリックス戦(京セラドーム)では、5回1失点と好投していた。
大竹のけがで先発ローテーションの再編成が必要となった。現在の布陣は前田健、バリントン、福井、今村の4人。中5~7日で回せば、6月に入ると早々に駒不足に陥る。
大野投手チーフコーチは「戻ってきたばかりで離脱は痛い」と話し「ジオ、ソリアーノが2軍でしっかり投げている。先発が足りない状況なので(昇格は)選択肢としてある」と説明。シュルツとの入れ替えを示唆した。
(中国新聞)
◇広島大竹“痛手”右小指粉砕骨折で前半ダメ
カープに衝撃が走った。広島大竹寛投手(28)が右手骨折で長期離脱することが30日、分かった。28日の日本ハム戦(札幌ドーム)で右手に打球が直撃。群馬・館林市内の病院で診察を受け「右手小指基節骨粉砕骨折」と診断された。4週間の患部固定など、回復まで長期間を要する。戦列復帰は夏場以降になる見込みで、チームにとって大きな痛手だ。
恐れていた最悪の事態が現実になってしまった。先発ローテーションの柱として期待されていた大竹が想定外のアクシデントで長期離脱を強いられる。
群馬・館林市内の病院で診察を受けた。球団からは「右手骨折」と発表された。上位進出を目指すチームにとってもショッキングな診断結果だった。
約4週間、ギプス固定したあとにリハビリを開始。握力を取り戻す作業を行うかたわらで失われた右肩の「投げる筋力」も回復させないといけない。キャッチボール、遠投、ブルペン投球…。プレー再開までのハードルは多く、戦列復帰は夏場以降になる見込みだ。
今季2度目の先発だった28日・日本ハム戦で悪夢に襲われた。2回に稲葉の強烈なライナーが右手を直撃し、緊急降板。試合中に札幌市内の病院で診察を受け、29日に1軍選手登録を抹消されていた。
無念の故障だ。昨年2月の春季キャンプで右肩を痛め、1軍戦3試合登板にとどまった。今年も右肩のリハビリに慎重を期し、21日のオリックス戦(京セラドーム大阪)でようやく今季初登板にこぎつけていた。先発して5回1失点。投球は安定し、先発陣の軸として計算された直後だけに、上位進出を目指すチームにとってもダメージは大きい。
大野投手チーフコーチは前日29日に「いい形で戻ってきただけに、チームにとって痛い」と嘆いた。先発陣はエース前田健が本来の調子を取り戻しつつあり、新外国人のバリントンも4勝をマーク。ここに年間2度10勝を挙げている実績派の大竹を加え「3本柱」で戦いを進めていく計算だった。野村監督も28日の試合直後に「良くないかもしれない」と表情を曇らせていたが、不安は的中してしまった。剛腕が復帰するのは夏の盛りごろか。頼もしい「戦力」として迎えるためにも、チームの上位キープが大切になる。
(日刊スポーツ)