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選抜高校野球出場校を探る(1/25追記)

 第84回選抜高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日、大阪市内で開かれる。出場32校の内訳は一般選考29校と21世紀枠3校。昨秋の明治神宮大会を制した光星学院(青森)が所属する東北地区が、一般選考で3枠となった。昨秋の地区大会実績を基に、出場が有望なチームを探る。

【北海道(1)】

 昨秋の北海道大会を制した北照ですんなり決まりそうだ。エース大串に安定感があり、明治神宮大会でも初戦を突破。準優勝の札幌第一は北照と延長戦を戦ったが、望みは薄い。

【東北(3)】

 東北大会で優勝した光星学院(青森)と準優勝した聖光学院(福島)は、ともに昨夏からの連続出場で文句なし。光星学院は選手権で準優勝、神宮大会は優勝で被災地東北に1枠を増やした。田村主将がチームをけん引、好打者の北条もおり、強力打線は迫力十分だ。聖光学院はエース岡野の安定感が光る。神宮枠の恩恵を受けるのは4強の花巻東(岩手)か。プロ注目の長身右腕、大谷の存在が強みだ。

【関東・東京(6)】

 関東大会連覇の浦和学院(埼玉)、準優勝の作新学院(栃木)、4強の高崎と健大高崎(ともに群馬)に東京大会を制した関東一の5校はほぼ確実。浦和学院は投打に隙がなく、選手層が厚い。作新学院は昨夏の甲子園4強のレギュラー5人が残り、古豪復活の兆し。

 31年ぶり出場を目指す高崎は、中曽根康弘元首相らを生んだ県内有数の進学校として知られ、県大会準優勝と戦いぶりも安定。21世紀枠でも候補だ。足を絡めた攻撃が持ち味の健大高崎とともに、県立と私立の2校出場で地元を沸かせるか。

 関東一は右の中村、左の醍醐と好投手がそろう。残る枠は横浜(神奈川)、帝京(東京)の強豪が争う形。横浜は練習試合を含めて33試合でわずか2敗。帝京は伝統を受け継ぎ、選手個々の能力が高い。昨年の選抜覇者、東海大相模(神奈川)は初戦で浦和学院に惜敗しており、底力を評価されるか。

【東海(2)】

 東海大会優勝の愛工大名電(愛知)と準優勝の三重(三重)で順当だろう。愛工大名電はエースで大型左腕の浜田が存在感抜群。県大会から準優勝した明治神宮大会まで、ほとんどを完投したスタミナを誇る。機動力を絡めた攻撃力もレベルが高い。三重は愛工大名電との決勝で、1点差に追い上げたしぶとさがある。4強の至学館(愛知)は継投でかわす野球。市岐阜商(岐阜)は左腕秋田が中心だ。

【北信越(2)】

 北信越大会を制した敦賀気比(福井)と準優勝の地球環境(長野)で決まりそう。敦賀気比は、多彩な球種の左腕山本翔が度胸満点。県大会準々決勝ではノーヒットノーランを記録した。地球環境はエース漆戸を中心に守備が堅く、通信制の学校として初の甲子園出場を狙う。4強勢では福井工大福井(福井)が打力、松商学園(長野)は攻守のまとまりが目を引くがどうか。

【近畿(6)】

 近畿大会で初優勝の智弁学園と、準優勝した天理の奈良勢そろい踏みは確実だ。4強の履正社(大阪)と近江(滋賀)も選ばれそう。智弁学園は本格派右腕の青山ら昨夏の甲子園8強経験者が多く、天理は投打にバランスがいい。昨春の選抜4強のメンバーが残る履正社も攻守に水準が高い。近江は投手力を中心にした粘り強さが身上だ。

 残り2枠は、8強勢から地域性や試合内容を考慮し、大阪桐蔭(大阪)と鳥羽(京都)が入りそう。奈良大付は奈良3校目、水口(滋賀)も同県の近江が堅く、ともに選ばれるポイントがやや物足りないところだ。

【中国・四国(5)】

 中国大会初優勝の鳥取城北(鳥取)、四国大会を42年ぶりに制した鳴門(徳島)は確実だ。鳥取城北は平田ら投手力が安定。鳴門は主軸の杉本ら攻撃力が光る。それぞれ準優勝の倉敷商(岡山)、高知(高知)も順当なところ。

 残り1枠は、元プロ野球ダイエーの大越基監督が率いて中国大会4強の早鞆(山口)と、四国大会ベスト4の明徳義塾(高知)が争う。仙台育英のエースとして1989年夏に全国準優勝した大越監督が、指導者として甲子園の土を踏むか。

【九州(4)】

 九州大会初優勝の神村学園(鹿児島)と準優勝の九州学院(熊本)、4強の別府青山(大分)は堅い。神村学園は強打に加え、平藪の完投能力が武器。九州学院も昨春選抜で主力だった左腕大塚、打撃にパンチ力のある萩原ら充実する。別府青山はデータ分析を生かす野球が特徴だ。

 残る1枠は4強の創成館(長崎)が有力だが、準決勝でのコールド負けが不安材料。8強で21世紀枠候補の宮崎西(宮崎)に可能性が残る。

【21世紀枠(3)】

 全国9地区から推薦された9校を東(東海から東)と西(近畿から西)に分けて1校ずつ選び、残る7校が1枠を争う。石巻工(宮城)は東日本大震災を乗り越えて県大会準優勝。淡路島の伝統校、洲本(兵庫)には阪神大震災の95年に生まれた世代がいる。女満別(北海道)は部員19人の小所帯。大垣西(岐阜)、金沢西(石川)、広島観音(広島)、小松(愛媛)はいずれも清掃活動などを実践する県立校だ。文武両道の高崎(群馬)、宮崎西は一般選考枠で決まる可能性がある。

◇選抜高校野球出場有力校

【北海道】(1)
◎北  照       優 勝
△札幌第一       準優勝

【東 北】(3)
◎光星学院  (青 森)優 勝
◎聖光学院  (福 島)準優勝
○花 巻 東  (岩 手)4 強
△酒 田 南  (山 形)8 強

【関東・東京】(6)
◎浦和学院  (埼 玉)優 勝
◎作新学院  (栃 木)準優勝
○高  崎  (群 馬)4 強
○健大高崎  (群 馬)4 強
△甲 府 工  (山 梨)8 強
△横  浜  (神奈川)8 強
△東海大相模 (神奈川)1回戦
◎関 東 一  (東 京)優 勝
△帝  京  (東 京)準優勝

【東 海】(2)
◎愛工大名電 (愛 知)優 勝
○三  重  (三 重)準優勝
△至 学 館  (愛 知)4 強
△市岐阜商  (岐 阜)4 強

【北信越】(2)
◎敦賀気比  (福 井)優 勝
○地球環境  (長 野)準優勝
△福井工大福井(福 井)4 強
△松商学園  (長 野)4 強

【近 畿】(6)
◎智弁学園  (奈 良)優 勝
◎天  理  (奈 良)準優勝
◎履 正 社  (大 阪)4 強
◎近  江  (滋 賀)4 強
○鳥  羽  (京 都)8 強
○大阪桐蔭  (大 阪)8 強
△水  口  (滋 賀)8 強
△奈良大付  (奈 良)8 強

【中国・四国】(5)
◎鳥取城北  (鳥 取)優 勝
◎倉 敷 商  (岡 山)準優勝
○早  鞆  (山 口)4 強
◎鳴  門  (徳 島)優 勝
◎高  知  (高 知)準優勝
△明徳義塾  (高 知)4 強

【九 州】(4)
◎神村学園  (鹿児島)優 勝
◎九州学院  (熊 本)準優勝
◎別府青山  (大 分)4 強
○創 成 館  (長 崎)4 強
△宮 崎 西  (宮 崎)8 強

【21世紀枠】(3)
 女 満 別  (北海道)2回戦
 石 巻 工  (宮 城)県2位
 高  崎  (群 馬)4 強
 大 垣 西  (岐 阜)県4強
 金 沢 西  (石 川)8 強
 洲  本  (兵 庫)県4強
 広島観音  (広 島)県4強
 小  松  (愛 媛)県優勝
 宮 崎 西  (宮 崎)8 強

※右は昨秋地区大会成績
※◎確実○有力△微妙

(時事通信)

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