◇古里のみんなに雄姿を--山根佑太外野手(1年)
広島市出身で、父がコーチを務めていたソフトボールチームで小学6年生の時にエースとして全国大会で優勝した。
中学から野球に転じ、「親元を離れることが自分の成長につながると思った」と浦学を選んだ。
森士監督は「肩が強くて長打力がある」と評する。昨秋は主に代打で起用され、勝負強さを発揮し11打数で5打点を挙げた。
今でも、中学で所属した硬式野球チームの監督から「頑張っているか」「調子はどうだ」とメールが届く。「甲子園で広島のみんなに浦学で頑張っていることを見せたい」と誓っている。
◇守備でも大暴れ目指す--石橋司外野手(2年)
入学翌月に行われた関東大会で本塁打を放った。昨年のセンバツでは中軸を担い「スーパー1年生」と呼ばれた。秋は12試合で打率3割9分5厘、13打点を挙げ、高い打撃力は健在だ。
主にレフトを守る。苦手だった守備からは目を背けてきたが、ライトの笹川晃平選手から「ヘタクソ」と活を入れられるうち目が覚めた。大好きな打撃練習時間を削り、ライン際の打球の処理と内野への送球動作を繰り返して体に記憶させた。
「まだヘタクソだけど守備とバットの両方でチームを救うプレーをしたい」。甲子園で大暴れするつもりだ。
(毎日新聞埼玉版)