<浦和学院だより>初戦突破に自信 打撃陣快音響かす

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【写真】初戦が翌日に迫り、気合の入った表情でダッシュする浦和学院ナイン=23日午後、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンター(埼玉新聞)

 浦和学院は24日、第3試合(14時)で21世紀枠の土佐(高知)と2回戦を争う。史上初の関東3連覇という看板を引っさげ、昨年の8強を上回る成績を目指し、大事な初戦を迎える。

 チームは前日の23日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターなどで約4時間の練習。ナインらは気合とやる気に満ちた表情で最終調整し、初戦に備えていた。

 メニューは、投内連係を組み込んだシートノック、その後は場面を想定してのシート打撃を実施した。土佐の右投手を想定し、レギュラー組に涌本、伊藤ら右腕が登板。直球と縦に割れるカーブを中堅から反対方向に素直に打ち返すことを意識して取り込んだ。締めのフリー打撃でも、右投手の緩い球を引き付けて快音を響かせていた。

 投手陣は先発が予想される左腕小島は70球、右腕山口は78球をそれぞれブルペンで投げ込んだ。

 本番を目の前に控え、森監督は「とにかく、やってきたことを信じて、目の前の相手に全力で立ち向かうのみ」と、いつもと同じく一戦必勝の精神を強調した。

◇「自信持って上がるだけ」 エース小島

 「調子はいい。楽しみで早く投げたい。やることはやってきたので、自信を持ってマウンドに上がるだけです」。よっぽど順調な仕上がりなのだろう。エース小島の口からは、ポジティブな言葉しか出てこなかった。

 この日はブルペンで70球ほど投げ最後の調整。いざ昨夏以来の甲子園のマウンドへ、まだ先発かは告げられていないそうだが、「自分が投げると思う。たくさん経験させてもらっている分、いい投球をして流れをもってきたい」。エースとしての自覚は相当なものだ。

◇スタメン出場に勝利貢献の決意 前田

 前田か服部か。なかなか定まらなかった左翼手の座。ここ最近、レギュラー組のシート打撃に交じっている前田が、スタメンに名を連ねる可能性が高まってきた。スタメン出場を果たしたら公式戦初。しかも甲子園という夢舞台とあって、「緊張します」と初々しい。

 しかし、やるべきことに何の迷いもない。フルスイングと長打力が売りで、以前は右の代打としての期待が高かっただけに、「自分には1打席しかないと思ってます」。チームの勝利に貢献するため、確固たる決意だ。

◇肝据わりリラックス

 戦前の予想では、前人未到の関東3連覇を達成した浦和学院の優位は動かない。しかし、力の差がそのまま結果に反映されないことがあるのが野球の怖さであり、面白さだ。ましてや同じ高校生だ。

 21世紀枠の「全力疾走」土佐は古豪で人気校。20年ぶりの出場とあって、大きな声援が送られるだろう。対戦が決まってから、浦和学院は土佐投手陣の対策を入念に実践してきたが、一番警戒しなければならないのは、一球一球で歓声やため息が渦巻く敵地のような雰囲気にのまれ、悪循環にはまることだ。

 だが、この日の練習風景を見て安心した。「ナイスバッティング、ナイスバントだ。アウトになったけど今のはいい打ち方だぞ」。いつもはあまり選手を褒めない森監督の声が響き渡った。「ここまで来たら、選手たちが気持ち良くやることが大事だからね」。指揮官の肩の力もいい具合に抜け、ナインの顔つきも活気に満ちあふれていた。

 普段通りの力を発揮できれば、勝利は近づく。主将の山根は「歓声や観客に惑わされず、自分たちがしっかりと焦点を合わせて集中する。肝を据えてやるだけです」。3季連続の甲子園で培ってきた経験を存分に生かし、初回からアクセル全開だ。

(埼玉新聞)



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