【写真左】全体練習を再開し、ウォーミングアップする(右から)高田、山根ら浦和学院ナイン=9日午前、浦和学院高校グラウンド
【写真右】森監督(左端)の話を真剣なまなざしで聴く選手たち(埼玉新聞)
選抜大会で初の全国制覇を遂げた浦和学院は9日、同校グラウンドで4季連続の甲子園出場、そして春夏連覇に向けて全体練習を再開。シートノックや紅白戦を実施した。
暖かな日差しが降り注ぐ中で、新たなスタートを切った。練習前には森監督が選手全員を集め、「選抜では優秀な成績を収めることができたが、それも過去。いつまでも過去におごり、あぐらをかいていても仕方ない。夏は一番しんどい。チームとして立ち向かう準備をしなければならない。覚悟を一つにみんなで戦っていこう」と、約30分にわたって語り掛けた。
ナインも優勝の味に浸ることなく、すでに視線は今後に向けられていた。4番の高田は「また一からという気持ち」と、チーム全員の思いをひと言に集約。2年生エース小島は「経験を生かし、同学年や1年生を引っ張っていきたい」と、新たな決意に満ちた表情だ。
当面の目標は、20日弱後に迫った春季県大会。高田は「優勝を見据えた中での一戦必勝がウラガクのカラー」。主将の山根も「目標は勝ち続けること。何が何でも勝ちにこだわり、集中していきたい」と引き締まった、いい顔つきをしていた。
(埼玉新聞)