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今どき高校野球(中)新発想で球児鍛える 浦学、生物トレで成果

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【写真】がっちりと踏ん張るライオンの姿勢でぞうきんがけをする浦和学院の選手。両足で跳びはねて進むとカエルの動作になる(朝日新聞)

 匍匐(ほふく)前進がワニ。チンパンジーは重いトレーニング用ボールを絶え間なく床にたたきつける。ライオンやカエルなど次から次へと種目をこなす。春の選抜で優勝した浦和学院(埼玉)の選手の体から汗が噴き出し、顔はすぐにゆがんだ。

◇生物トレで成果

 体育館で朝6時半から1時間続いた「クリーチャー(生物)トレーニング」は動物の動きを採り入れて、一見ユニーク。実際は、背骨周りや股関節など、鍛えづらい体幹に負荷がかかる強度の全身運動だ。

 「最初は何が目的なのか不思議でした」と遊撃手の竹村春樹(3年)。成果を聞くと、敦賀気比(福井)を下した選抜準決勝、と即答した。5回1死二塁。三遊間のゴロを捕ると、右足で踏ん張り一塁へワンバウンド送球で刺し、走者をくぎ付けにした。「これまでなら下半身が安定せず、送球は浮いたと思う」

 崩れた体勢を立て直すような、スポーツの実際に即した体の機能を高めるには、バーベルを上げるだけでは足りないと考えるのが時代の流れになっている。

 指南役はクリーチャートレを考案し、プロ野球やK―1選手らも見る田中昌彦トレーナー。指導していた東洋大姫路(兵庫)の藤田明彦監督と浦和学院の森士(おさむ)監督が東洋大出身という縁で携わることになり、3年目になる。「意識することなく瞬間的に対応できる自然な動きを身につけるのが目的です」と田中トレーナー。週に3~4日やっていた筋力トレーニングも今は1日だという。

 確かな効果と効率を求め、新発想の体作りを試みるチームが増えている。

(朝日新聞より抜粋)

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