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<浦和学院だより>初戦見据え練習に熱「ここからが本当の本番」

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【写真】走塁練習後に、森監督の指示を聞く(右から)山根、木暮、西川ら浦和学院ナイン=6日午前、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンター(埼玉新聞)

 前日の組み合わせ抽選会で仙台育英(宮城)との対戦(第3日の第4試合、10日)が決定したチームは6日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターで2時間の練習を実施した。

 対戦相手と日程が決まったとあって、選手たちはより引き締まった表情で、キリっとした動きを披露。練習前には森監督がナインを集め「不安はあると思うが、この4日間でどれだけ消去できるか。ここからが本当の本番だぞ」と喝を入れた。

 練習内容は主にシートノック、シート打撃、フリー打撃。打撃練習では仙台育英の投手陣を想定し、右投手やマシンでは右スライダーを打ち込んだ。シート打撃中には走塁の判断が甘い場面が多く、途中で打ち切り、すかさず走塁練習に移行。失敗した場面を何度も何度も繰り返していた。

 競った試合こそ、一つの走塁で勝敗が決まるゲームは少なくない。2番服部は、二塁走者の時に左越えの打球にもかかわらず、第2リードが浅く本塁までかえれなかった場面を反省し、「少ないチャンスの中、走塁で点を取れれば投手を助けられる」と、その重要さを肝に銘じた様子。6番斎藤も「一瞬の判断力を磨いていきたい」と4日後に迫った初戦を力強く見据えていた。

◇木暮が全体練習復帰

 頼れる5番打者が戻ってきた。

 体調を崩し、関西入りが遅れていた木暮が5日の昼からチームに合流。この日から全体練習に加わった。守備では気合のこもった表情で無難にこなし、シート打撃では左越えに3ランを放った。「不安もあったけど、思った以上に動けて良かった。大丈夫です」と胸をなでおろしていた。

 2、3日は自宅で静養し、4日は浦和学院グラウンドで自分のペースで練習。無事に回復し、晴れてこの日を迎えたとあって、「チームに迷惑を掛けてしまった。プレー以外でも、荷物運びなどいろいろな面で率先して動きたい」と誓いを新たにしていた。

◇球児の夏、あす開幕

 第95回全国高校野球選手権大会は、49代表校が参加して8日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、15日間の熱い夏がスタートする。7日は午前9時から入場行進や選手宣誓などの開会式リハーサルを行う。

 入場行進は東日本大震災の被災県から招いた福島東の今泉翔太選手が先導役を務め、前回大会優勝の大阪桐蔭を先頭に帯広大谷(北北海道)から沖縄尚学まで代表校が北から南の順に行進する。選手宣誓は帯広大谷の杉浦大斗主将が行う。

(埼玉新聞)

◇浦和学院 不慣れなナイター対策、サイン交換も確認

 浦和学院は仙台育英(宮城)との初戦に備え、兵庫県伊丹スポーツセンターで約2時間の調整を行った。

 大会3日目第4試合で慣れないナイターになる可能性もあるため、森士(おさむ)監督は「暗くてバッテリー間のサインが見えにくくなる。見えやすいようにしっかりとサインを出すようにする」と対策を口にした。2年生エース・小島(おじま)は「そういう(ナイターの)状況をつくって投球練習したい」と意気込んだ。

(スポニチ)

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