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<浦和学院だより>浦学、浮かれず課題確認 初戦突破から一夜

◇2回戦は大曲工と 粘り強さ警戒
英明-大曲工を観戦するエース江口(右から2人目)ら浦和学院ナイン=24日午前、甲子園球場

英明-大曲工を観戦するエース江口(右から2人目)ら浦和学院ナイン=24日午前、甲子園球場

 前回王者の龍谷大平安(京都)を延長戦の末に2-0で下した1回戦から一夜明けたチームは24日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターで約2時間の調整を行った。

 23日の夜には選手間でミーティングを行い、1回戦を振り返りながら状況ごとの反省や個々の修正点などを確認した。主将の津田は「野手が序盤から(点を)取れなかった」と課題を挙げ、練習では各自が意欲的にバットを振り込んだ。

 ナインは午前9時から甲子園球場で2回戦の対戦相手となる英明(香川)-大曲工(秋田)を観戦。試合は甲子園初出場の大曲工が4-1で逆転勝ちを収め、27日の第3試合で浦和学院と対戦することが決まった。森監督は「終盤の集中力が勝負を決めた」と粘り強さを警戒した。

 龍谷大平安戦で完封勝利を飾ったエース左腕江口は「緊張感の中で最後の最後まで束になって戦えた。次につなげていきたい」と収穫を口にし、決勝の左前適時打を放った荒木も「昨日の勝利にうぬぼれたり、浮かれたりしないことが大事」と気を引き締めていた。

(埼玉新聞)

◇勝利から一夜明け 大曲工戦へ軽快に練習 旧友もエール

 2年ぶりの頂点に向け好発進−−。第87回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の初戦勝利から一夜明けた24日、浦和学院ナインは兵庫県伊丹市内で汗を流した。センバツ連覇を狙う龍谷大平安(京都)を1回戦で破り、この日も軽快な動きを披露。2回戦(27日午後2時予定)の大曲工(秋田)戦を控え、気持ちを切り替えていた。

 龍谷大平安は毎年のように練習試合を行う好敵手。幸喜勇諮(こうきゆうし)選手(2年)と氏丸直岐選手(3年)は、中学時代のチームメートと夢舞台で再会した。

 幸喜選手は中学3年の夏、平安の市岡奏馬(そうま)選手(2年)と所属する硬式野球リーグの米国遠征メンバーに選ばれ、1、2番打者としてチームの優勝に貢献。2人は開会式前日に顔を合わせ、「勝負やな」「絶対に負けない」と火花を散らした。

 氏丸選手は中学時代、平安の江口時矢主将(3年)と奈良県の同じチームにいた。周りから遅れて加入し、溶け込めずにいた氏丸選手に最初に声をかけたのが江口選手だった。

 氏丸選手は試合に出られず焦る時期もあったが、今年1月、江口選手の主将就任を知った。「俺だって江口と一緒に野球をやってきたんだ」。自分を奮い立たせ、センバツではメンバー入りした。

 昨年と一昨年の覇者による対決は延長十一回で決着。幸喜選手は「夏に会おうと市岡に言いたい」、氏丸選手は「江口の存在を励みにここまで来られた」。市岡、江口の2選手は「頂点まで進んでほしい」とエールを送った。

 次戦は甲子園初出場で初勝利を飾った大曲工。津田翔希主将(3年)は「次の勝負に向けてしっかりとやっていくだけ。振りの強いチームなので注意したい」と気を引き締め直した。

(毎日新聞埼玉版)

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