投打ガッチリかみ合った日本代表が、前回王者のアメリカを破り2連勝とした。夏の甲子園準V右腕の佐藤世那が相手打線を5安打完封、9三振を奪う力投で勝利に貢献した。
打線も佐藤を援護した。5回1死二塁から8番津田が先制の右前適時打。2死二塁から1番オコエの一塁ゴロで、二塁走者の俊足船曳が生還し2点目。さらに2死一、二塁から二塁走者のオコエがけん制球に誘い出されるが、挟殺プレーの相手ミスに乗じてオコエは一気に生還し3点目を奪った。
試合後、西谷浩一監督(45)は「前回大会で敗れた悔しさをもって大会に入った。前チームのメンバーにもいい報告ができると思う」と分厚い胸を張った。
日本はA組で2連勝となり、30日に2連勝のオーストラリアと対戦する。
(日刊スポーツ)
◇津田、先制打に好守「頑張ろうと思ってここに来た」 |
日本は五回に津田のバットで均衡を破った。1死二塁から高めのボールをたたき、一、二塁間をゴロで抜いた。「こういう形でヒットが出て良かった」と胸をなで下ろした。
自信があるという守備では七回にライナーの打球をジャンプして好捕するなど、軽やかだった。在学する浦和学院は春の甲子園大会4強ながら、夏は埼玉大会準決勝で敗退。「頑張ろうと思ってここに来た」と強い思いで今大会に臨んでいる。
(サンスポ)
試合結果(1次ラウンド第2戦) |
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
米国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 3 | 5 | 0 |
【米】 | ●ギャレット、バトラー-アムダイティス、ジョンソン |
【日】 | ○佐藤-郡司 |
二 | モニアク(米) |
浦学・津田選手の成績 |
津田選手は8番セカンドでスタメン出場し、3打数1安打1打点。守備でも魅せ、攻守で活躍した。
3回裏、1死走者なしから津田選手の第1打席。カウント1-2から内角の変化球に空振り三振。
5回表、日本は1死満塁のピンチで4-6-3の二ゴロ併殺打に打ち取り、津田選手が守備で魅せた。5回裏、1死二塁から津田選手の第2打席。カウント1-1から3球目の外角球を右前へ流し打ち、タイムリーヒット!津田選手のヒットで日本に貴重な先制点をもたらした。
7回表、2死走者なしから頭上を越えそうな鋭い当たりを津田選手が好捕(セカンドライナー)。7回裏、1死走者なしから津田選手の第3打席は遊ゴロ。