県高野連、昨夏の大会優秀選手17人を表彰

　埼玉県高校野球連盟（安斉敏雄会長）は２６日、さいたま市民会館おおみやで日本学生野球協会表彰選手と昨夏の第９７回全国高校野球選手権埼玉大会優秀選手の表彰を実施し、花咲徳栄前主将の米沢恭稀三塁手ら１７人が記念の盾を受けた。第８８回選抜高校野球大会の２１世紀枠県推薦候補、関東・東京地区代表に推された上尾も表彰された。

県高野連の表彰を受けた選手たち＝２６日午後、さいたま市民会館おおみや

　昨夏の甲子園でチーム初の８強入りを果たし、日本学生野球協会表彰選手に選ばれた米沢三塁手は、「どこの学校よりも頑張ってきたという自信がある。元気過ぎるチームでぶつかり合うこともあったが、だからこそみんなで励まし合って頑張ることができた」と仲間たちに感謝した。

　大会優秀選手には優勝した花咲徳栄から、ドラフト４位で埼玉西武に入団した大滝愛斗中堅手ら最多の６人を選出。エースとして活躍し、平成国際大に進学する右腕鎌倉知也投手は、「後輩たちに練習や生活態度の大切さを伝えたい」と穏やかな笑み。

　東北福祉大に進む女房役の笹谷拓海捕手は「自分たちの代でベスト８に行けるとは思っていなかった。甲子園での経験をこれからも生かしていきたい」と胸を張った。

　準決勝で選抜大会４強の浦和学院を破るなど、ノーシードから快進撃し、初の準優勝を飾った白岡で主将を務めた平塚裕樹一塁手は、「今までベスト３２が最高だったところから準優勝できた。最高の仲間」と感慨深げだった。

　松山を２４年ぶりの４強に導き、大会を盛り上げたエース左腕北島佳太投手は「夏は全力を尽くせた。体育教師を目指して頑張りたい」と新たな夢を掲げた。

（埼玉新聞）