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158チーム対戦決定 浦学、5年ぶり甲子園へ気合 南北埼玉大会

甲子園へ夢も2倍 158チーム対戦決定

組み合わせ抽選をする各校の代表者たち=20日午後、さいたま市民会館おおみや

 7月7日に開幕する第100回全国高校野球選手権記念南・北埼玉大会の組み合わせ抽選会が20日、さいたま市大宮区の市民会館おおみやで行われ、南大会84校84チーム、北大会78校74チームの対戦相手が決まった。順調に日程を消化すれば、決勝は南大会が7月23日、北大会が同24日に県営大宮球場で行われる。前年は花咲徳栄が県勢初の全国制覇を成し遂げた。今夏は埼玉から2チームが甲子園切符を獲得できるだけに球児たちの夢も2倍に膨らむ。

 記念大会として2地区に分かれて行うのは3度目。1998年の第80回大会は東大会(東、南部)と西大会(西、北部)で実施し、東大会は埼玉栄が、西大会は滑川(現滑川総合)が制した。2008年の第90回大会は南大会(西、南部)で浦和学院が優勝し、北大会(東、北部)は本庄第一が甲子園切符を手中にした。

 第100回の節目となる今夏は、県勢初の全国選手権連覇の期待が懸かる。抽選会で吉沢紀生県高校野球連盟会長は「100回という歴史の重みに感謝し、よき伝統を後輩たちにしっかりとバトンタッチしてもらいたい。深紅の大優勝旗を再び埼玉に持ち帰ってきてくれることを期待している」とあいさつした。

 北大会は、4年連続の甲子園出場を狙うAシード花咲徳栄が初戦の2回戦で桶川西の挑戦を受ける。2年ぶりのBシードから34年ぶりの甲子園を狙う上尾は春日部工と初戦、初のBシードに入った栄北は北本と顔を合わせる。

 南大会は、春季大会優勝のAシード浦和学院が東野と初戦を争う。春季大会4強でBシードの山村学園は浦和実と、同ふじみ野は秀明とそれぞれ戦うことが決まった。

 南北合同の開会式は7日、県営大宮球場で行われ、選手宣誓は春季大会を制した浦和学院の蛭間拓哉主将が務める。開会式後の開幕試合は南大会の川越西―大宮東が午後1時半にプレーボール。

 今回は100回大会を記念し、全国各地で、高校3年生で裏方として野球部を支える高校生らによる「100回つなぐ始球式リレー」(日本高野連など主催)を実施する。埼玉は7月12日の南大会と7月13日の北大会で実施する。

 入場料は一般500円、中高生200円(開会式は無料)。引率された少年野球、中学生チーム(引率者・保護者有料)、障害者(障害者手帳の提示)と介添者1人、小学生以下は無料。

投手層厚い浦学、ふじみ野、山学など追う 南埼玉

対戦相手が決まり闘志を燃やす(左から)山村学園・野邨、浦和学院・蛭間、ふじみ野・杉浦の上位シード3校の主将たち

 南大会は春季県大会6連覇のAシード浦和学院をBシードふじみ野、同山村学園や昨秋準優勝の市川越が追う展開になりそうだ。ただ、春季県大会16強には13校が名を連ねただけに混戦もありうる。

 渡辺、近野、河北の右3枚と佐野、永島の左2枚と投手層の厚い浦和学院は初戦の東野以降は公立勢との戦いが続きそう。その浦和学院をどこが止めるのか。Dシード朝霞か、好勝負になりそうな市浦和-Dシード栄東の勝者か。

 山村学園は2年生エース左腕和田に期待したいが、初戦は浦和実と嫌な相手なだけに注意が必要。4回戦は川越東が上がってきそうだ。ただ、同じブロックにはCシード市川越がいる。市川越は右腕太賀と左腕和田の二枚看板で守りが堅く、激戦必至。準々決勝が大きなヤマか。

 ふじみ野-山村国際ブロックは公立勢が面白い。初のCシードを手にした山村国際は川口との初戦が大事になりそう。大宮東-川越西の開幕カードは見もの。所沢商も不気味な存在だ。

 Cシード埼玉栄、狭山ヶ丘、Dシード川口市立、聖望学園のブロックは大混戦だが、好右腕米倉擁する埼玉栄が投打で一歩リードしている。川口市立はエース右腕星山を打線がどれだけ援護できるかが鍵になりそう。狭山ケ丘、聖望学園は投打にバランスが整う。どこが上がってきてもおかしくない。

「台風の目」出るか 波乱なら混戦必至 北埼玉

開幕へ向け気合が入る(左から)上尾・日下、花咲徳栄・杉本、栄北・宅島の上位シード3校の主将たち

 北大会はシード校が3校のため、一波乱起きればどこが上がってくるか分からない状況だ。第90回記念大会でノーシードの本庄第一が優勝したときのように台風の目となる存在が出てくるか。

 とはいえ、史上初の4年連続甲子園を狙うAシード花咲徳栄が頭一つ抜け出していることは確かで、Bシード上尾と初のBシードを手にした栄北が続く展開か。

 花咲徳栄は今年も4番に座った野村を中心とした破壊力抜群の打線が売り。投手陣はエース右腕中田を軸に継投が基本か。桶川西との初戦には細心の注意を払いたい。4回戦でぶつかりそうな春日部東は大きなヤマ場。打力がある春日部東は春季県大会で春日部共栄を破っている怖い存在だ。

 上尾はエース右腕木村の出来が肝心。2番手以降の左の寺山、右の川田、松山と投手陣は盤石。小鹿野、秩父、越谷東、早大本庄などには気をつけたい。

 エース高木が投打に引っ張る栄北は初戦の北本に注意しなければならないが、なんといっても春日部共栄が怖い。春日部共栄はエース右腕内藤や渡部、大木の両左腕の投手力を中心とした堅い守備は健在。

 第4シードの位置を射止めた滑川総合は20年前の再現を狙うが、叡明、松山、白岡、鷲宮などがひしめくブロックは混戦模様だ。

浦和学院、5年ぶり甲子園へ気合

 春の王者・浦和学院が5年ぶりの甲子園切符をつかみにいく。主将の蛭間は「とにかく準備が大事。大会に向けて120パーセントの力を出せるように、3学年が一つになれるようにしたい」と力を込めた。

 春の関東連覇は逃したが、右腕渡邉がけがから復帰し、近野、河北の両右腕も好調を維持している。投手陣でリズムをつくって後半一気に畳み掛ける打線で勝負する。蛭間は「昨年、花咲徳栄の打撃がすごかったので、それを超えていけるように」と主砲らしく打線を引っ張るつもりだ。

 「99回の歴史があり、100回目という集大成。後輩たちの代につながる大会にしたい」と蛭間。記念大会への意気込みも十分だ。南大会と北大会に分かれたことで、昨夏の決勝で敗れた花咲徳栄には雪辱を果たせないが、甲子園に立てていないという屈辱を晴らす。

 昨秋に完封負けした市川越や今春苦戦を強いられた山村学園といった苦手な左投手は逆のブロックとなった。初戦の相手は東野だ。「相手は関係なく、常に挑戦者として挑むだけ」と気迫をみなぎらせた。

「堂々とやりたい」 選手宣誓の浦学蛭間主将

 春の県大会を制し、栄えある第100回記念大会の選手宣誓の大役を担う浦和学院の蛭間主将は「節目の大会でやらせていただけるので、代表として、堂々とやりたい」と表情を引き締めた。

 選手宣誓の文言は「歴史と新たな一歩や、全力プレーで感動と勇気を与えられるように」といった内容をチーム全員で考えている最中。100回大会にふさわしい宣誓をしてくれそうだ。

(埼玉新聞)

今春県V浦学に実力校迫る 南埼玉・上ブロック

 春の県大会優勝校の浦和学院に、聖望学園や狭山ヶ丘など実力校が迫る。

 浦和学院は昨夏に活躍した左腕佐野、右腕渡邉をはじめ、春の県大会6連覇に貢献した近野、河北など投手の層が厚い。打線は、劣勢を本塁打で吹き飛ばす勝負強さを備える蛭間を軸に長打力もあり、確実に加点する。

 聖望学園はスライダーを武器とする北原ら投手陣と捕手で主将土師のバッテリーから作る堅い守備が持ち味。

 攻守のバランスがいい狭山ヶ丘は「先手必勝」を掲げる。飯島、長谷川ら長打力のある選手で序盤に試合の流れをつかみたい。

 埼玉栄はプロ注目の右腕米倉、公立校の朝霞西は最速140キロ超えの直球に多彩な変化球を絡める清水を擁し、強力なエースが流れを作る。今春開校し、シードに食い込んだ川口市立も注目だ。

「99回分の歴史、重み感じる」 選手宣誓、浦和学院・蛭間拓哉主将

 今夏の選手宣誓は、春の県大会で優勝した浦和学院の蛭間拓哉主将(3年)が務める。

 優勝してから宣誓に何を盛り込むか考え続けているが、まだ完成していない。休み時間などに部員と考え、助言ももらっている。緊張はしていないが、「99回分の歴史の重みを感じる。南北の2大会を代表して、勇気と感動を与えられる宣誓をしたい」と意気込みを語った。

 準々決勝で終わった春の関東大会の悔しさを夏にぶつける。部員には「120%の準備をしろ」と声をかけ、練習に励んでいる。守備でリズムを作って攻撃につなげる野球で、「相手がどこであろうと一戦必勝の思い」。狙うのは、甲子園優勝だ。

(朝日新聞埼玉版)

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