甲子園入りしてすでに1週間。浦和学院が温泉とプールで選手の疲労回復や体調管理に努めている。
温泉は、レギュラーメンバーを中心に学校近くの施設に通う習慣があり、南埼玉大会中も連日通った。甲子園でも練習後、宿舎に近いいくつかの温泉施設に交互に通う。宿舎はユニットバスで、生活環境も普段とは違う。森士監督(54)は、温泉が「風邪の予防につながる」と説明。露天風呂や炭酸泉に20分ほどつかった中前祐也選手(2年)は「肉体的にも精神的にもリラックスできる」。
6日、選手らは甲子園入り後初のプールトレーニングに臨んだ。稲村忠明トレーナー(53)は「乳酸が抜け、疲れが取れる。全身を動かすので、肩や股関節の可動域が広がる」と効果を話す。選手らは持って来た水着や水泳帽、ゴーグルを身につけ約1時間、水中を歩いたり、ビート板を使って泳いだりした。佐野涼弥選手(3年)は「投球とクロールの動きが似ている」。小町竜梧選手(3年)は「泳ぎすぎなければ、体が休まる感じがしていい」と話した。
浦和学院、甲子園ベンチ入りメンバー紹介
(朝日新聞埼玉版)