早大が明大に連勝し、勝ち点を3に伸ばしてリーグ2位タイに浮上した。残り1カードを残し、優勝争いは勝ち点4の慶大と同3点の法大、早大の3校に絞られた。
ドラフト候補左腕の小島和哉投手(4年=浦和学院)が今季3度目の完封勝利でリーグ通算22勝目を飾った。負ければ優勝の可能性が消滅する大一番で6安打9奪三振と好投し、チームを勝利に導いた。左腕は「なにがなんでも0点という気持ちで投げた。4年生の最後の意地を見せられてよかった」と振り返った。優勝がかかる早慶戦については「なんとか頭とりたい」と話しながらも「あまり先は見ないで、しっかり集中してやりたい」と意気込んだ。
打っては、4番・加藤雅樹外野手(3年=早実)が初回に今季1号右越え2ランを放つなど3安打3打点と活躍した。「結果が出てなかったが、結果は気にせずにやった。(本塁打は)芯に当たって、久しぶりの感覚だった。このままやっていけば、少しづ強くなっていくかな。1戦1戦大事にしたい」と話した。
(スポニチ)
早大・小島3度目完封 スカウト評価↑
早大・小島和哉投手(4年=浦和学院)が、今季3度目の完封で4勝目を挙げ、最終週の早慶戦に優勝の望みを残した。テンポ良く、散発6安打で9奪三振。リーグ通算22勝目で、今秋ドラフトに向けて評価が上昇した。
140キロ前半でもバットが空を切った。小島が打者の手元で伸びるボールで明大を手玉に取った。9回1失点完投から中1日で今季4勝目。通算22勝目を3度目の完封で飾った。「試合前から完封するつもりでいた。体的にはきついですが、4年生の最後の意地を見せられた」と頬を緩めた。
抜群の安定感とスタミナで、ドラフトの左投手の筆頭候補に挙がる。立大1回戦から、驚異の5試合連続完投を記録。好調の要因を「どんな投球でも、ゼロに抑えればいい投球なんだと。気持ちの面で成長した」と分析。今年は主将も任され、責任感と冷静な状況判断が投球にも表れた。
視察したスカウト陣の評価は端的だった。広島苑田スカウト統括部長は「手元でボールがくる。評価は上がるし、上位もある」とコメント。DeNA吉田スカウト部長兼GM補佐は「角度が出てきて、ボールがクロスで入ってくる」と打者目線で高評価した。
早慶戦に向け、自身の1年秋以来の優勝に望みを残した。「あの瞬間を後輩にも味わってほしいんです」と言った。この日、報道陣から「今日は今季一番の投球か」と聞かれ、エース兼主将は「早慶戦で一番いい投球ができるように」と力を込めた。
(日刊スポーツ)
早大・小島が今季3度目完封 DeNAスカウト部長「大学生の左投手では一番」
早大はドラフト候補左腕・小島和哉主将(4年)が、6安打9奪三振で今季3度目の完封勝ち。勝ち点を3とし、V争いに踏みとどまった。優勝の行方は慶法早の3校に絞られた。
早大・小島が25日のドラフト会議に向け猛アピールだ。1失点完投した13日の1回戦から中1日での完封勝ち。「完封するつもりで完封できました」と胸を張った。これで9月22日の立大1回戦から5試合連続で完投し、うち3完封。伸びのある直球を軸に、45回を投げてわずか2失点という抜群の安定ぶり。シーズン3完封はリーグ12年ぶり。この日は5球団が視察し、DeNA・吉田スカウト部長が「大学生の左投手では一番」と評価も急上昇している。
(スポーツ報知)