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西武、新人合同自主トレスタート 渡邉「この1カ月勝負」

 プロ野球埼玉西武の新人合同自主トレが9日、西武第二球場でスタートし、ドラフト1位の松本航投手(日体大)、同2位の渡邉勇太朗投手(浦和学院高)など育成選手を含めた新人選手全10人がランニングや、キャッチボール、室内練習場でのノックなど約2時間30分のメニューをこなした。

渡邉「この1カ月勝負」

新人合同自主トレでキャッチボールする埼玉西武の渡邉=9日、所沢市の西武第二球場

 「きついとは思っていたが、予想通りにきつかった」。渡邉は、終盤のノックで足がもつれそうになりながらも新人合同自主トレ初日を何とか終えた。

 一番こたえたのは、時折、苦しそうな顔を見せながら走ったインターバル走。オフの間もランニングメニューを中心に体を動かしていたが、「1日目からインターバル走だなんて。それに、報道陣の方に見られているという意識があって、よりしんどかった」と、初々しい高校生ルーキーらしさをのぞかせた。

 どんなに厳しい練習でも一切手は抜かない。高校2年の冬頃に、「やらされている練習」から「自分がやるべきことをやる」と意識を変えたことで、その後の成長を実感したからだ。プロ入りしてからは、なおさらだ。「さぼろうと思えばさぼれるが、そこに甘えていたら自分に返ってくる」と、厳しく律する。

 この日の最後のメニューは苦手な体幹トレーニングだったが、必死にこなした。不得手な理由を「体がでかい割に筋力が付いていないので、うまく扱えていない」と自分なりに分析している。プロで戦うための基礎体力を付けることが今の目標だ。「けがをしない体づくりをして、2月のキャンプでは全力でやりたい。この1カ月が勝負」と力を込めた。

(埼玉新聞)

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