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浦学、昨夏王者下す 継投策で納得の零封 春季県大会

 (24日・県営大宮ほか)

 第2日は1回戦の残り8試合を行い、浦和学院が4-0で昨夏王者の狭山ヶ丘に完封勝利。埼玉栄は坂戸西を3-1で退け、それぞれ2回戦に駒を進めた。

 正智深谷は2-1で市川越を下し、叡明は川越初雁に9-2の七回コールド勝ちした。

 25日は4球場で2回戦7試合が実施され、昨秋県大会8強の昌平、大宮東、春日部共栄、花咲徳栄、山村学園、川越東、川口市立が登場する。

継投策で納得の零封 浦和学院

 浦和学院はエース左腕宮城、右腕三奈木の継投で昨夏王者の狭山ヶ丘を無安打無得点に抑えた。

 まずは2年生宮城が「真っすぐで押しながら低めに攻めた」と抜群の制球力を披露。それは数字でも示され、八回まで投げて四球はわずか一つだけ。奪三振も13と申し分のない内容に捕手の吉田瑞は「要求通りの球が来て、リードしやすかった」と納得表情だ。エースが試合をつくれば、九回は3年生三奈木が締めて勝利の女神を振り向かせた。

 背番号1は「四球を出してしまったから100点満点中、60点」と厳しく評価し、「次の試合も相手に流れを渡さない投球をしたい」と意気込んだ。

快音なく短い春 意地見せられず 狭山ヶ丘

 狭山ヶ丘は昨夏王者の意地を見せられず、短い春となった。平沢監督は「打たないと勝てないことを痛感した」と脱帽した。

 打線は相手投手の変化球に詰まらされ、外野への飛球も二つのみ。一つも安打を放つことができなかったが、夏を前に課題が明確になったことは収穫だ。関口主将は「夏に向けて打撃を修正したい」と前を向いた。

(埼玉新聞)

試合結果

春季県大会・1回戦(4/24・県営大宮)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
狭山ヶ丘 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
浦和学院 2 0 0 0 2 0 0 0 x 4 6 0
【浦】 宮城、三奈木-吉田瑞
【狭】 星野、斎藤、加藤、深見-小山
三奈木、金田(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置 選手名 打数 安打 打点
吉田匠 4 1 0
八谷 2 0 0
松嶋 3 0 0
吉田瑞 2 1 0
⑨1 三奈木 4 1 3
⑧9 藤井 2 1 1
高松 3 0 0
①8 宮城 4 0 0
金田 4 2 0
28 6 4
 狭山ヶ丘
位置 選手名 打数 安打 打点
宮下 3 0 0
杉田 2 0 0
H 肱黒 1 0 0
小山 3 0 0
関口 3 0 0
畔蒜 3 0 0
小原 2 0 0
1 深見 1 0 0
松岡 3 0 0
①3 星野 1 0 0
13 加藤 1 0 0
H 中西 1 0 0
③139 斎藤 2 0 0
H 山崎 1 0 0
27 0 0

投手成績

 浦和学院
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
宮城 8 0 13 1 0 0 0
三奈木 1 0 2 1 0 0 0
9 0 15 2 0 0 0
 狭山ヶ丘
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
星野 1 3 0 1 0 2 2
斎藤 3 2/3 2 1 3 2 2 0
加藤 1 1 0 1 0 0 0
深見 2 1/3 0 1 0 0 0 0
8 6 2 5 2 4 2

チーム成績

TEAM 攻撃 守備
三振 四死球 犠打 盗塁 残塁 失策 併殺
浦和学院 2 7 1 5 8 0 0
狭山ヶ丘 15 2 0 0 2 1 1
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