【写真】ロングティーで鋭い打球を放つ藤井(中央)=31日午後、浦和学院グラウンド
8月3日の全国大会組み合わせ抽選会まで残りわずかとなった浦和学院は31日、同校グラウンドで練習を行った。午前8時から守備練習を実施。午後からロングティーに取り組むなど、計5時間ほど汗を流した。前日同様に一人一人が声を出し、大会に向けて調整した。グラウンド脇の整備を挟み、午後からのロングティーでは、各選手が低く強い打球を意識していた。
この日、目立っていたのが藤井だ。三浦コーチや外部コーチなどから多くの指導を受けていた藤井は「インパクトしてから持っていく力(を意識した)」と、木製バットで低くて鋭い打球を放っていた。
奈良県出身の中堅手である藤井は、高校の進学として、地元の強豪・天理か浦和学院のどちらかで悩んだという。だが、「地元を離れて自立したかった」と関東の強豪校の門をたたいた。
真面目な性格で仲間からの信頼が厚い。主将の吉田瑞は「藤井は努力家で周りに流されない」とリーダーからも尊敬されている。藤井は「一戦必勝で全国制覇を目指したい」と大舞台での活躍に注目したい。
(埼玉新聞)