第103回全国高校野球選手権大会の開幕が台風接近の影響で10日に順延され、浦和学院の初戦も16日に変更になった。選手たちは混雑する土日を避けて6日に関西に入り、兵庫県伊丹市内のホテルに宿泊している。新型コロナウイルス感染予防の観点から、学校では壮行会や出発式は行われなかった。
8日午後、順延の知らせを受けて森士監督は「初戦が7日目なので特に影響はない。緊張感をもって練習できている」。吉田瑞樹主将(3年)は「疲れも取れるし、寮生活よりゆるやかなタイムテーブルで動けるので精神的にもゆとりが持てる」と話した。吉田匠吾選手(同)も「練習時間が増えるので良い方向に働くと思う」とプラスに受け止めた。
(朝日新聞埼玉版)