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浦学、大宮東下し2年ぶり4強 2死からの得点力光る 秋季県大会

 2球場で準々決勝を行い、Aシードの浦和学院と花咲徳栄、ノーシードの聖望学園、上尾がそれぞれ勝ってベスト4に進出した。4強入りは聖望学園が9年ぶり、上尾が4年ぶり、浦和学院と花咲徳栄が2年ぶり。

 聖望学園は秋の県大会初出場の浦和麗明を4-0で破った。六回に暴投で先制。七回には、上石の2点三塁打などで3点加え、岡部が7安打完封した。

 上尾は浦和実に5-0で完封勝ち。二回に3点先制すると先発の倉持が6安打を浴びながらも無失点で投げ抜いた。

 浦和学院は昨秋4強の大宮東に12-7で乱打戦を制した。3-3の三回2死二塁から藤野が適時打を放って勝ち越した。花咲徳栄は川越東に8-2で快勝した。二回に金子の2点三塁打などで4点先制し、守っては金子、飯島の継投で逃げ切った。

 準決勝は26日、県営大宮で浦和学院-上尾(9時)、聖望学園-花咲徳栄(11時30分)のカードで行われ、勝者が秋季関東大会(10月30、31日、11月2、6、7日・茨城)に出場する。

浦学、2死からの得点力光る

 互いに2桁安打を放ち、2時間51分を要した乱打戦は、浦和学院に軍配が上がった。

 この日、打線で際立っていたのは、追い込まれてからの勝負強さだ。「2死からの得点力を意識した」と森監督。試合を想定した打撃練習で鍛えた成果が存分に発揮された。

 3-3の三回に先頭と次打者の2人が倒れたが、高山、藤野、鍋倉の3連打で2点勝ち越すと五回の3得点も2アウトからの追加点。12得点中10点が2死からの得点で、主将の八谷は「日頃から打ち込んできたからしっかり打つことができた」と準決勝を前に大きな自信を手にした。

 5年ぶりの秋の関東大会へあと1勝。この日、4安打3打点と活躍した藤野は「終盤の粘り強さを意識したい」と意気込んだ。

(埼玉新聞)

試合結果

秋季県大会・準々決勝(9/25・県営大宮)

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
大宮東 3 0 0 0 0 2 0 1 1 7 11 2
浦和学院 2 1 2 0 3 1 0 3 x 12 17 0
【浦】 宮城、金田-高山
【大】 清水、吉田、高橋亮、清水-高橋大
山岸(大)
宮城2、高山、鍋倉、大内、藤野(浦)菊谷2(大)

打撃成績

 浦和学院
位置 選手名 打数 安打 打点
⑤4 八谷 4 1 3
④6 大内 5 2 2
⑥1 金田 4 1 1
⑨7 伊丹 5 1 0
高山 5 2 0
藤野 4 4 3
鍋倉 4 2 1
H9 喜屋武 0 0 0
①8 宮城 4 3 1
江口 2 0 0
H 大勝 1 1 1
8 小林 0 0 0
5 1 0 0
39 17 12
 大宮東
位置 選手名 打数 安打 打点
菊谷 4 2 0
渡邉 2 0 0
H 横島 0 0 0
R 丹下 0 0 0
木村 4 2 0
山岸 5 3 2
高橋大 5 1 0
桑野 1 0 0
1 吉田 0 0 0
1 高橋亮 0 0 0
H 細浦 1 0 0
9 小菅 0 0 0
押山 4 3 4
今井 3 0 1
①91 清水 4 0 0
33 11 7

投手成績

 浦和学院
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
宮城 7 8 7 1 1 5 5
金田 2 3 4 2 0 2 2
9 11 11 3 1 7 7
 大宮東
選手名 安打 三振 四球 死球 失点 自責
清水 3 2/3 9 2 1 1 8 5
吉田 2 5 0 0 2 3 3
高橋亮 2 1/3 3 1 2 0 1 1
8 17 3 3 3 12 9

チーム成績

TEAM 攻撃 守備
三振 四死球 犠打 盗塁 残塁 失策 併殺
浦和学院 3 6 3 0 12 0 1
大宮東 11 4 4 0 7 2 0

浦和学院は計17安打12得点で乱打戦を制した。3-3の三回2死二塁から藤野、鍋倉の連続適時打で2点勝ち越し。その後も五、六、八回に得点を重ねた。大宮東は左腕3枚の継投策が実らず、大量失点が響いた。

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