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巨人・大竹寛が笑顔で引退 3日前に涙、浦和学院時代の恩師へ電話で報告

【写真】01年7月28日、埼玉大会の春日部共栄戦で敗れ肩を落とす大竹寛(左)をかばう浦和学院・森士監督

 今季限りでの現役引退を表明した巨人大竹寛投手(38)は、現役ラスト登板のヤクルト戦を笑顔で投げ終えた。サンタナを宝刀シュートで詰まらせ「あんな結果が出たら、笑顔が出ちゃいます」とニコニコ顔でチームメート、首脳陣とハイタッチと握手を重ねた。

 涙は3日前に流し終えた。引退発表前日の21日、浦和学院時代の恩師の森士前監督に電話をかけた。引退の報告をするとともに、感謝の思いを伝えた。時間にすれば30分ほどだっただろうか。恩師からねぎらいの言葉を掛けられ、涙がボロボロとほおを伝った。

 浦和学院へと導いてくれたのは、森氏だった。中学3年の時、当初は埼玉県内の公立高校に進学する意向だったが、森氏の熱い言葉を聞き、心が傾いた。高校2年夏には1学年先輩で元ヤクルトの坂元弥太郎とともに甲子園に出場。3年時は高校日本代表でアジアAAA選手権に出場した。

 野球人生を振り返って、周囲の人に恵まれたと出会いに感謝する。「全て自分で選んだ道なんで後悔はないです。その中で、いろんな方の支えがあったから頑張れた」。プロ入りした18歳の時には、想像さえしなかった20年間の現役生活を駆け抜けた。

(日刊スポーツ)

大竹の浦和学院恩師「ボロボロになりながら第一線でよく頑張った」…引退表明の前日、涙の電話

 プロ野球・巨人の大竹寛投手(38)が今季限りの引退を表明した。2002年に浦和学院高から広島にドラフト1巡目で入団し、13年オフにフリーエージェント(FA)で巨人に移籍して活躍。関係者からは19年にわたる現役生活をたたえる声が上がった。

 高校時代に大竹投手を指導した浦和学院高の森士前監督は、「素直でとにかく一生懸命だった」と振り返る。引退発表前日には「今の自分があるのは先生のおかげです」と、涙ながらに感謝の気持ちと引退を伝える電話があったという。

 大竹選手は救援で19年に32試合、20年に29試合に登板し、リーグ2連覇に貢献。森前監督は「高卒で入った中、体がボロボロになりながらもプロの第一線でよく頑張った。まずはお疲れさまでしたと言ってあげたい」と教え子をねぎらった。

(読売新聞)

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