第９４回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが１７日、兵庫・西宮市内の甲子園で行われた。１８日の開幕戦に登場する浦和学院（埼玉）の八谷晟歩（せいほ）主将（２年）は「参加できることに感謝していますし、（甲子園の）雰囲気に慣れるようにしたい」と話した。
昨夏の甲子園、初戦となった２回戦の日大山形戦にも出場しているが「改めて甲子園球場が思ったより広いなと思って、明日に向けての気持ちがしっかり入りました」とリハーサルを振り返った。
開幕戦では、２１世紀枠の大分舞鶴と対戦する。「とてもいいチームだと思うので、相手関係なしに自分たちの野球をやるだけなので、１球目から全力でプレーしたいと思います。監督も変わって『新生ウラガク』で来ているので、新しい浦和学院を見てほしいです」と力強く話した。
21世紀枠の大分舞鶴、浦和学院・宮城攻略誓う「逆方向を意識づけてやっている」
第９４回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが１７日、兵庫・西宮市内の甲子園で行われた。１８日の開幕ゲームに登場する２１世紀枠の大分舞鶴、甲斐京司朗主将（３年）が、浦和学院（埼玉）の最速１４２キロエース左腕、宮城誇南（こなん）投手（３年）攻略を誓った。
初戦への備えには「逆方向というのを意識づけてやっている。相手のエースが左なので、攻略で逆方向にできている。いい感じで楽しみ」と手応え十分。
グラウンドに立ち「夢かなと思うぐらい鳥肌が立って感動しました」という初出場の甲子園。開会式直後の初戦に「気分が高揚して浮ついたプレーが増えると思うので、いつも通りにプレーして抑え、１点１点頑張って入れたい」と引き締めた。
開会式リハで第1日出場6校の主将行進、宣誓の倉敷工・福島主将「感謝をテーマに」
開会式リハーサルで選手宣誓の練習をする倉敷工の福島主将
第９４回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが１７日、兵庫・西宮市内の甲子園で行われた。１８日の開幕を控え、開会式に参加する第１日出場６校の主将が外野に整列して行進した。その他の出場校は行進する映像がバックスクリーンで紹介された。
選手宣誓の大役を務める倉敷工（岡山）の福島貫太主将（３年）は、マイクの前で声を張り上げ、雰囲気を確認した。
夕食後、練習後にチームメートの前で宣誓の練習をしてきたという福島主将は、この日は２度、リハーサル。「人に感動を与えられるような宣誓をしたい。もっと上を目指して練習をしたい」と、このあとも１８日の本番に備えて磨きをかける。
宣誓の文言は「感謝をテーマに伝えたかった。どんな言葉を入れたらいいか、みんなで話し合った」と、３年生のメンバーらの知恵を借りて練り上げた。
中日でプロ２年目を迎える兄章太投手（１９）からは「（甲子園は）だれしもが（そこで野球を）やれる場所じゃない。応援される人の分まで頑張らないといけないな、という内容のLINE（ライン）が送られてきました」という。周囲への感謝を胸に、選手宣誓の大役を果たす。
１８日は午前９時から開会式が行われ、１０時から第１試合の浦和学院（埼玉）対大分舞鶴戦が始まる。今大会はアルプス席での応援でブラスバンド演奏を認めることを決定。兵庫県でまん延防止等重点措置が適用されている期間は入場者を１試合２万人とし、アルプス席は学校関係者のみ、上限は１校１８００人。１３日間にわたって熱戦が繰り広げられる。
（日刊スポーツ）
＜浦学新時代＞’22センバツ 開会式リハーサル「改めて気持ち入った」
開会式のリハーサルで行進する浦和学院の主将ら＝兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で２０２２年３月１７日
１８日に開幕する第９４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）の開会式リハーサルが１７日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）であり、大分舞鶴（大分）との開幕戦（１８日午前１０時開始予定）に臨む浦和学院の選手たちが気持ちを高めた。
開会式は大会初日に試合のある６校のみが入場行進する。本番と同じ午前９時からのリハーサルで行進の手順などを念入りに確認した八谷晟歩主将（３年）は「開会式に参加できることに感謝している」と表情を引き締めた。自身は２０２１年夏に続き２度目の甲子園で「記憶以上にすごい場所だった。改めて明日の初戦に向けて気持ちが入った。自分たちの野球ができるよう、１球目から全力で行く」と意気込んだ。
（毎日新聞埼玉版）
