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浦和学院、4-2で桐蔭学園下し8強 大内先制ソロ、浅田が完投 春季関東大会

【写真】浦和学院の先発・浅田

 第2日は2球場で2回戦4試合を行い、今春の選抜大会4強の浦和学院が、桐蔭学園(神奈川2位)を4-2で下した。県大会準優勝の山村学園は、市船橋(千葉1位)に12-2の七回コールド勝ちで、それぞれ8強入りした。

 浦和学院は、先発浅田が4安打2失点で完投。打っては、六回に大内の右越えソロなどで、この回3点を先制する。七回には、金田の中前適時打で追加点を挙げた。

 山村学園は、17安打12得点と打線が奮起。2-2の三回1死二、三塁から山田浩の右前適時打で勝ち越し。七回には、坪井が左越え3ランを放つなど、一挙4点を奪った。

 第3日は23日、栃木県総合運動公園野球場で準々決勝2試合を実施。埼玉県勢は、第4日の24日に同球場で残りの準々決勝2試合に登場し、浦和学院は茨城1位の明秀学園日立(10時)、山村学園は栃木1位の作新学院(12時30分)と対戦する。

強気で譲らず完投

4安打2失点と完投した浦和学院の浅田

 「絶対にマウンドを譲らない」。強い気持ちで先発した浅田が、4安打2失点で完投勝利。日頃は冷静沈着だが、この日は最後の打者を三ゴロに抑えると雄たけびを上げた。

 「3人(宮城、金田、芳野)には負けたくない」と強い思いがあった。チームの二枚看板であるエース宮城と金田に加え、県大会決勝で6回無安打無失点で好投した芳野が台頭。先発争いが激化する中、浅田は県大会で6回2失点し、「(チームで)自分だけ失点して悔しかった」。だが、これが糧となり、スプリットの精度と直球の球威を磨いて関東大会の初戦に臨んだ。

 一回からエンジン全開で、常時130キロ台後半の真っすぐとスプリットを決め球に、八回まで3安打無失点。九回は、味方の失策などで2失点すると、ベンチ脇で宮城と芳野が準備を始めた。その様子を目にし、「絶対に投げさせない」と意地で得点を許さなかった。

 試合終了後、右腕からは笑みがこぼれた。「気持ちの強さでは負けない」と夏に向けて成長を続ける。

9番打者の大内、先制ソロで流れ

 9番大内が先制ソロを含む2安打1打点の活躍。「(バットを)振り切って結果を出す」と心がけたフルスイングで打線に勢いをつけた。

 六回、先頭打者で迎えた打席。「自分たちで流れを持っていかないといけない」と内角のチェンジアップを捉えて、右越えソロとした。公式戦初の本塁打に「新鮮な気持ちでダイヤモンドを回れた」とほほ笑んだ。

 新座東シニア出身の二塁手。「三振でもいいからフルスイング」とこれからも全力プレーで貢献する。

浦和学院が選手登録変更

 関東高野連は21日、第74回春季関東高校野球大会の選手登録変更を発表した。埼玉関係は次の通り(数字は背番号、学年、投打)

▽浦和学院 江口英寿に代わり「日高智陽(18)3年生・右右」

(埼玉新聞)

センバツ4強の浦和学院が桐蔭学園下す 先発・浅田が完投

 今春センバツで4強入りした浦和学院(埼玉)が桐蔭学園(神奈川)を下し、準々決勝進出を決めた。先発の浅田康成投手(3年)が9回4安打2失点で完投。ピンチも招いたが、力のこもった投球でチームを勝利に導いた。

 懸命に腕を振った。両校無得点の三回に1死満塁のピンチを招くも、2番打者を空振り三振、3番打者を投直に。四回には先頭の4番打者に二塁打と失策で無死三塁としたが、後続を打ち取り、本塁を踏ませなかった。

 浅田の好投に打線も奮起した。0-0の六回に9番・大内碧真内野手(3年)が先制となる右越えソロ。均衡を破る一打に後続も続き、四球から4連打でこの回一挙3点を奪った。

 九回には失策も絡んで2点を失ったが、粘りきって完投。センバツ4強の意地を見せた。

浦和学院9番・大内、公式戦初本塁打に「びっくり」先制ソロ弾で貢献

本塁打を含む2安打1打点で活躍した浦和学院・大内

 今春センバツで4強入りした浦和学院(埼玉)が桐蔭学園(神奈川)を下し、準々決勝進出を決めた。9番・大内碧真内野手(3年)が公式戦初本塁打となるソロ弾で先制。試合の流れを変える一打で勝利に貢献した。

 チームにとっても大内にとっても、大きな一発となった。0-0の六回、打席に立った大内は「まずはフルスイング。フルスイングして凡打だったら仕方がない」と3球目を強振。白球は右翼手の頭を越えスタンドに到達した。高校通算8号目は公式戦初本塁打となり、「自分でもびっくり。公式戦初めてなので新鮮な気持ち。1番は嬉しかった」と頰を緩めた。

 この1点をきっかけに、1死から死球と4連打でこの回一挙3得点。試合の流れを変えた一発に森大監督も「よく打った。彼のやってやるという気迫が見えた。ねじ込んだ本塁打」と褒めちぎった。

 次戦は24日に今春センバツにも出場した明秀学園日立(茨城)と対戦する。大内は「(明秀学園日立は)打力があるチーム。(自分たちも)打力を鍛えてきたので、打力で勝負できれば」と拳を握った。

(デイリースポーツ)

浦和学院が8強入り 9番・大内碧真が均衡破る公式戦初アーチ

桐蔭学園戦の六回に公式戦初アーチとなる先制ソロを放った浦和学院の大内碧真(あおま)内野手

 2回戦が行われ、今春の選抜大会で4強入りした浦和学院(埼玉)が、桐蔭学園に勝ち、準々決勝に進んだ。

 0-0の六回、「9番・二塁」で先発出場した大内碧真(あおま)内野手(3年)が公式戦初アーチをかけ、試合の均衡を破った。先頭で左打席に入ると、カウント1-1から内角高めのチェンジアップを豪快に引っ張り、右翼席に突き刺した。この回、チームは5安打を集めて3得点。流れを呼び込む貴重な一発となった。

 三回の第1打席には右中間へ二塁打をマーク。「なかなか打線がつながらなかったので、自分が起爆剤になれるように、自分の一本で流れを作れるように、という思いでどの打席も入った。結果として表れてよかったです。(本塁打は)公式戦で初めてだったのでびっくりしました」と目を丸くして喜んだ。

 24日の準々決勝では秋の関東大会を制した明秀学園日立(茨城)と対戦する。「(相手は)打力があるチーム。自分たちも『超攻撃野球』というテーマを掲げてやってきたので、打力で勝負できたらいいなと思っています」と力を込めた。

(サンスポ)

浦和学院が2回戦突破「なんか新鮮な気持ち」大内碧真が公式戦初本塁打

6回裏浦和学院無死、右越え先制本塁打を放ちガッツポーズの大内

 浦和学院が、後半、一気に畳みかけ、勝利を決めた。

 0-0の均衡を破ったのは、9番・大内碧真内野手(3年)の一打だった。6回裏、先頭の大内は「自分が流れを作り、起爆剤になる」と打席に入ると内角高めのチェンジアップをフルスイング。打球はライトスタンドへ吸い込まれ、大内は大きくガッツポーズを作りダイヤモンドを駆け抜けた。公式戦初本塁打に「ビックリしました。なんか新鮮な気持ちで、うれしかったです」と喜びをかみしめた。

 縁の下の力持ちが、ヒーローだ。ベンチからは「やっぱ、大内だよな」と声が漏れた。副キャプテンを務め、いつも声でチームメートを鼓舞してきた。9番打者として小技を徹底。自慢の守備でこれまで何度もチームのピンチを救ってきた。昨秋「超攻撃野球」がチームスローガンに掲げられると「長打も打ってチャンスメークする」と、打撃練習に力を入れた。センバツ前は調子が上がらず初戦の大分舞鶴戦ではベンチスタート。悔しさをかみしめ、途中出場のチャンスで守備でアピールした。春は打撃向上を課題に、置きティーで基礎練習を継続。地道な努力はチームメートの誰もが認める。大内だからこそ、打てた1本だった。

 森大監督(31)は「9番打者ですがパンチがある。彼の気迫でねじ込んだホームランでしょう」とたたえた。次戦は、強打の明秀学園日立(茨城1位)と対戦する。攻撃力をテーマに掲げるチームにとっては好敵手。大内は「打力で勝負して、打ち勝ちたい」と力強く話した。

(日刊スポーツ)

浦和学院・背番号10浅田、意地の完投8強 エース宮城に「絶対投げさせない」

 今春センバツ4強の浦和学院(埼玉1位)が8強進出を決めた。

 背番号10・浅田康成(3年)が、意地をみせた。

 完封目前だった4-0の最終回に2失点。さらに2死二、三塁と一打同点のピンチを招くと、ベンチ前ではエース宮城誇南(3年)がキャッチボールのピッチを上げた。「絶対投げさせない」と気力を振り絞り128球を投げ4安打で完投勝利。春季埼玉県大会を制した翌日にこの日の先発を告げられ「センバツ4強として関東初戦で負けられないとかプレッシャーはなかった」と安堵(あんど)の表情で振り返った。

(スポニチ)

試合結果

春季関東大会・2回戦(5/22・栃木県総合運動公園野球場)

TEAM123456789HE
桐蔭学園000000002240
浦和学院00000310x4103
【浦】浅田-近内、高山
【桐】今野、宇田川、山口-米倉
大内(浦)
大内(浦)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
小林300
伊丹310
金田421
鍋倉421
八谷320
近内200
H2高山211
三井200
7三宅100
浅田400
大内321
31104
 桐蔭学園
位置選手名打数安打打点
相澤400
上笹300
小林410
佐藤410
牧野410
松尾300
5影山000
米倉400
今野100
1宇田川000
H阿南100
1山口000
H永田000
鵜澤411
3241

投手成績

 浦和学院
選手名安打三振四球死球失点自責
浅田9463220
9463220
 桐蔭学園
選手名安打三振四球死球失点自責
今野5 1/3400122
宇田川1 2/3521022
山口1111000
81032144

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院3321830
桐蔭学園6501800

六回に3点を先制した浦和学院は、浅田が4安打2失点で完投し、逃げ切った。六回に先頭打者の大内が右越えソロを放って先制。1死一塁とすると、4連打で2点を加えた。七回には、2死一、三塁から金田の中前タイムリーで突き放した。先発の浅田は、八回まで3安打無失点の好投。九回に2失点したものの、後続を打ち取った。

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